240110 ビジネス知識源プレミアム：正刊：2024年の社会・金融・経済（2）：中編

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■ 　　＜1ヶ月にビジネス書５冊を超える知識価値をe-Mailで＞ ビジネス知識源プレミアム（水曜刊：660円/月：税込）Vol.1398 ＜Vol.1398号：正刊：2024年の社会・金融・経済（2）＞ 2024年1月10日：2026年までに通貨の大転換の可能性 　　　水曜日に定期刊行の正刊は、有料版だけです。 　土曜または日曜の、不定期な増刊は有料版・無料版共通です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 論考/業務の案内　　　　　https://www.cool-knowledge.com/ 有料版の新規登録/解除　 https://mypage.mag2.com/Welcome.do https://www.mag2.com/m/P0000018?reg=mag2top 購読方法や届かないことについての問い合わせ（メールアドレス） 　　　　 　　　　　　　　　　→Reader_yuryo@mag2.com 　　　　　　　　　　　著者：システムズリサーチ：吉田繁治 　　　　　　感想等のメール：yoshida@cool-knowledge.com 正刊の有料版では、スマホ用の改行なしと、PC用の改行ありを送っています。増刊の共通版は、改行したものだけです。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 2024年は、年初から、社会・経済・金融の大転換に向かうように判断ができる｢大事件｣が起こっています。一見では個別に見える事件には、個人を超えたメタな存在である｢社会意識、あるいは集合知｣の変化があるのでしょう。 ｢メタ｣は、個人の集合である社会のものです。 語源は、メタファー（隠喩：metaphor）です。 【社会というメタな存在】 ｢社会｣は、物理的には見えない。物理的には個人しかいない。 ｢会社｣という組織が人格をもつ｢法人｣とされ、抽象的なものであることと同じです。 目に見える建物は会社ではない。会社を代表する社長も, 会社ではない。役員と社員の組織（オーガニゼーション）が, ｢法人｣とされる会社です。当方も｢Systems Research｣と名付けた会社をもっていますが、その会社に住所はあっても、目には見えない。 ｢法人｣の存在も、物理的でない｢関係｣です。 メタ意識のない猿は、ボスと派閥は作っても、法人は作らない。13世紀以降、会計帳簿（複式簿記の貸借対照表）を元にして、法人を作ってた人間は、法人を人格があるものとして、所有権を認めています。 家族や夫婦ですら、戸籍が記録する｢個人のメタな関係｣であり、物理的には見えない。 個人間のコミュニケーション、契約、関係でつくられている社会は、国家のように、個人を超えたものとして、存在しています。 (注)｢物理学｣はモノ（物）を対象にしますが、｢社会学｣は、抽象的でメタな、社会を対象にした学問です。 【メディアが報じる財務省】 メディアは、財務省の政策を報じるとき、財務省の玄関の看板を映す。財務省の建物と看板は財務省ではない。財務省は、目に見えない行政の組織です。 財務省は、抽象的なメタの領域の概念なので、映せない。