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CPIは低下予想

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2024/01/11
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CPIは低下予想 おはようございます きのうは日経が32年?ぶりの高値。32年も日本経済が低迷していた、とはにわかに信じられないことだというのが素直な感想です。実際の生活は32年前よりも貧相になっているかといえば、全然、実態は違います。みなさんもお感じになられると思いますが、年々、生活水準は向上している、と私は感じます。しかし、株価はずっと低迷したまま、であったのです。問題はどこにあるのか、といえば、円の価値に問題があったのです。要は緩和のしすぎであったということ、ゼロ金利を異常なほど長く続け過ぎたこと、つまり金融政策に問題があった、と私は考えています。それを解消させたのはみなさんの大嫌いな増税メガネと悪口を言っている岸田さんです。これも世間の評価と実際の評価が乖離している典型ですよね。 ■ナスダックはさらに大商い 日経も大商いになっていますが、ナスダックは前2営業日を越える出来高です。この高値近辺で大出来高になる、という一般的な解釈はきのうもご説明したように、高値圏で大出来高になるのは、売り方の手じまい、損切です。きのう、一昨日と大出来高になったのであれば、つまり多くの売り方が損切をしたのですから、きょうの株価は大きく沈む混むはずが、反対に続伸をした、ということに大きな意味があります。つまり大きな出来高の中身はだいたい、新規買いによってなされたということを意味します。 この辺は内部要因という分析になります。だいぶ前にお話しをしましたが、昔は日々の商いというものが店別や新規、オチは公表されていたのです。今は、個人情報保護の観点から非公開になっていますのでこのような分析ができる人というのは、年代でいえば、50代前後以上の人しか、このような内部要因の分析ができないはずです。昔はどの店からどのような注文が出た、と瞬時にディーラー同士で共有されたものですが、今は昔で、今でもそういうことは多少あるのでしょうが、そんなことは主流ではない、と思います。内部要因というのはいくら分析をしても正解がないもので、たいていの場合は不正解、という代物です。 ただし、昔からの格言で投げ踏みは相場の転換、と言われているのですが、今回の大出来高というのは売り方の損切手仕舞いの可能性を、内部要因がわかっている方は警戒をしているはずです。それが続伸、ということは、新規に買った人たちに利が乗っているということを意味し、この馬車に乗り遅れないように、みなこぞって株を買ってくるような状態になる可能性を秘めている訳です。そしてきょうはCPIというビックイベントになるわけです。これが低下をすると、株価は一斉に買われる、という状態になるわけです。 ■その注目のCPI CPI、インフレ指数、消費者物価指数、いろいろな言い方があるわけですが、以下の通りになります。

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