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公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」
―それってアドラー的にどうなのよ―
Vol.063
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:: 目次 ::
1.それってアドラー的にどうなのよ 「言葉に代えがたいあたたかな支え」
2.ちょっと御相談がありまして 「私を小馬鹿にしてくる友人」
3.勇気とかライフスタイルとか ―アドラー心理学のお言葉たち―
「子どもたちを嘲笑するという悪習は、子どもの成長にとって有害である」
4.ナガトウカオルの出張ごはん 金沢市 「グリルオーツカ」
5.こんなことやってます 出演情報・著書のお知らせ
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1.それってアドラー的にどうなのよ 「言葉に代えがたいあたたかな支え」
2024年1本目のメルマガです。
本年もご愛読のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
皆様ご存じのとおり、今年は元日から大きな地震が。
被災された北陸、特に能登の皆様には心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復興をお祈りしております。
そういえばあの時、私は20代なかばで、バックパックを背負った貧乏旅行も4~5か月目くらいに突入していて、そしてカナダ西部・バンクーバーのYMCAだったかYWCAだったかに泊まろうと、チェックインしたその日でした。
YMCAやYWCAはキリスト教が母体になってる団体で、当時はいわゆる安宿の部類。
シングルベッドと小机だけの質素な部屋にはテレビなど置いておらず、とりあえず大きな荷物だけをベッドにボーンと置いて、小腹がすいたので近所のスーパーに何か買い出しに行こうかとロビーの前を通りかかったその時、
「おい、あんた、日本人だろう? 大変なことが起こってるぞ!」
とフロントのお兄さんに呼び止められたのでした。
お兄さんが指さす先にあったのが、テレビ画面。
真っ二つに割れた高速道路の片端に、バスがぶら下がっていて、もうもうと上がる煙。
CNNの速報で、「巨大地震」「センター・オブ・ジャパン(日本の中心地)」の文字が。
嘘……!?
携帯電話もなけりゃ、インターネットもない時代。
得られる情報源は、その画面ひとつ。
(さてここから物語はどう展開していくのか。続きは本文で!)
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