2024年01月12日
■ 株価上昇の勢い増す!半導体関連銘柄の見どころ
足元で世界の半導体需要が好転し始めている。3~4年周期で訪れる「シリコンサイクル」は23年が底となり、24年に好転する見通し。4‐6月期には「より鮮明に好転し始める」と見る向きが多く、主な半導体メーカーで構成する世界半導体市場統計(WSTS)によれば、24年の市場規模は23年比で13%増の5883億ドルと2桁成長が見込まれている。
すでに、昨年11月には半導体メモリーの代表格で、データの一時保存に用いるDRAMの価格が2年5か月ぶりに上昇。長期保存に用いるNAND型フラッシュメモリーの価格も10-12月期に上昇に転じ、結果として主にPCに用いられる記憶装置、ソリッド・ステート・メモリー(SSD)やハード・ディスク・ドライブ(HDD)の価格も持ち直してきた。
今後は、足元で急成長を遂げている生成AI向けの半導体需要が飛躍的に伸びると見られ、ほかに電気自動車(EV)に搭載されるパワー半導体の需要も増えると見られる。今週9日から米ネバダ州ラスベガスでハイテク技術見本市「CES2024」が開催されているが、今回はやはり「生成AI」と「モビリティ」がテーマの中心。以下では、半導体(主に生成AI)関連銘柄の注目ポイントについてあらためて整理しておきたい。
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