メールマガジン・まぐまぐ167号
2024年明けましておめでとうございます。
とはいえ、日本ではおめでたいニュースでの年明けではありませんでした。
この度の災害に際し、衷心よりお見舞い申し上げます。
命を失った犬も動物たちも多くいると思います。災害は「予期せぬ」ときに起きるものです。
日本で報道されているニュース、そしてこちらでも速報で流れて来た報道、さまざまな情報を見聞きして、想像してみました。
もし、自分が「予期せぬ」ときに、命を脅かす災害に面したとき、家族である自分の犬(我が子)をどう守れるか?
私がカウンセリングなどで相談を受ける中には、自分の家族の一員である「わが子」同然の飼い犬を
「触れない」という相談があります。
噛みつくから首輪を付けられない、足ふきできない、抱っこできない(小型犬)、薬飲ませられない、耳掃除できない、目薬させない・・・こういう相談を受けるときに、私はいつもクライアントさんに強くいうことがあります。
「そんなんで、どうやって我が子を守れるんですか?」と。
今回の災害で、命を守って貰えなかった犬たちがどれくらいいたんだろうか?と、想像しました。
以前、熊本での大震災があったとき、被災された方で犬を飼われていた方の話を聞く機会がありました。
飼い主の留守中に起きた余震で、立てかけていた鏡が倒れ、その鏡の上を犬がパニックで走り出したらしく、
その方の犬は両手足の肉球ごと除去する手術をされたそうです。
命に別状はなかったとのことでしたが、「クレートトレーニングしておけばよかった」と、後悔されていました。
またある人は、タンスの下敷きになって犬が死んだ・・・と嘆いておられました。
熊本の震災のあと、私が九州にセミナーで訪れたとき、
被災されてしばらく避難所で過ごされていた熊本在住のクライアントさんからは、
「クレートトレーニングしていたお陰で、避難所でも人と一緒に過ごすことができました。ありがとうございます」と
お礼を言われたこともあります。
想像してみてください。
自分が災害と対面したとき、犬を守れるかどうか?
私は自分で想像してみました。
うちのマナは呼べば来る、カポンはハウスで即従う・・・。でも問題はマセです。
マセは今、耳が聞こえません。かと言って、私が抱きかかえられる大きさの犬ではない。
車へ避難すべきか?
カポンは「乗れ!」で車に乗ります。マナちゃんは抱っこで車に乗せられます。
マセはステップをだしてあげれば、自分で「よっこらせ!」って乗ります。
それでも、マセ君の後ろ足が弱って自力で歩けない状態だったら?
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