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今後の金利動向の予測

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2024/01/14
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今後の金利動向の予測 おはようございます 能登地方のみなさんがこれからもっと元気に暮らせるようになってほしい、と心から思う角野です。被害の拡大がまだまだ続き、心が痛むのですが、今の状態では交通インフラもままならずの状態。助けてあげたいという気持ちの方は日本や世界の津々浦々にいらっしゃると思います。私が言えることは年初にこれだけイヤなことがあったのですから年末には必ずハッピーになるから、ということだけです。悪いことと良いことが同時に起こる可能性は少なく、短期的に悪いことがあれば、長期的にはよいことが起こる、といういつもいう短期効果と長期効果の違い、だと思います。もちろん、長期的効果の方が効果は絶大ですので、未来は明るいのだよ、ということを強調しておきたい、と思います。 ■同じことはマーケットにも言える 去年の年末から、私はずっと言っていましたが、株価がバブルのように動く場面が必ずあるはずだ、と言っていた、と思います。現在の状況がまさにそのことです。そしてアメリカと日本を比べた場合、それは日本だよ、とも言っていました。 この目先に幸せいっぱいのことがあるときに、長期的効果のことを考えることが絶対に必要なことです。まさに、短期的な投資をしている方々はどこで利食いをしようか、と現段階で懸命に考えていると思いますが、そんなことよりも、短期の方々は利食いしたあとにどういう戦略を立てるか、ということの方がその倍、大事なことです。良いことがあれば、私を含めたみなさん、誰でもだと思いますが必ず「浮かれます」(笑)。そして調子にのって大損をするのがこのマーケットの世界に限らず、そのリスクは常にある、ということです。短期的に良いことがあったのだから、今後はこれ以上運気は上がる可能性の方が少ない、と考えるのがベストな考えだと思います。短期に利益を得たのですから長期的な効果を必ず考えなければいけないよ、と言っているのです。 ではどうすればいいのか? という答えはありません、その理由は、みなさんのお持ちの資産や性格によってそれぞれ戦略は違うからです。もちろん、短期的ではなく長期投資の方々も、これだけ短期的に上昇をしたのだから、多少の調整はあるだろう、と考えるのが通常です。たとえば、今は紅海などでフーシ派などが暴れてそれを米軍が抑え込む、という行動がありますが、このようなリスクは世界各地に今も常に存在し、今回、上がった分以上の下げもあるかもしれないリスクに耐えながら株を保有するのも、つらいことです。そのときのマインドをどのように持つのか、という問題も大事なことです。 ただ、能登地震でもわかるように、絶望のときに、これ以上悪くなるリスクと良くなるリスクを考えると、落ちるところまで落ちたのですから、これからはよくなるほかない、と信じるほかないですし、そう考えた方が合理的だと私は思います。 今回のマーケットの動きというのは主に金利で私は動いている、と考えています。たとえば、日銀の12月会合前後では0.70程度の日本国債10年金利利回りでしたが、現在は、0.6%割れという劇的な下げを見せています。これは、年末年始の特有の動きでもありますが、要は正月休み前に資金需要が増大し、金利が上昇する場面でも、しなくて、年明け以降にはその資金需要がなくなるので金利は低下して当然の帰結です。ここから、資金需要が回復するのには日本経済が元気か、否かによって決まってくる訳です。今週でほぼ、正月休みも終了という形になると思います。金利が上がるほどの資金需要が出てくるのか、否かの問題です。言えることは去年のこの時期、長期金利の誘導目標は0.5で現在0.59程度ですので、これだけ株価が上がっても金利は年間で0.9程度しか上昇していないのですから、企業は逆に資金確保が容易になっているということはたやすく想像できます。去年の場合は年間で0.25の上昇だったのですから今年の0.9の上昇はコストを引き下げる効果があります。その上に大幅な円安です。ドル円レートは去年よりも13%の円安です。

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