2024年 第2号 【長尾和宏の痛くない死に方】
長尾和宏です。
あっという間に、2024年も24分の1が過ぎようとしています。
能登地震で被災された皆様にとっては、長い長い13日間だったとお察しします。
先週のニコニコ生放送では、ぐるんとぴー代表であり、今回、キャンナスとして現地に
支援に入られている菅原健介さん、他、スタッフの皆さんに緊急でリモート出演をして
頂いた。2011年の東日本大震災の時に比べ、圧倒的に医療・介護の救助の手が足りていな
いのではないか、と感じた。手の足りない避難所で、高齢者の認知症がどんどん進んでいる。
早急に、高齢者をはじめ、精神疾患のある人などのケアの環境が保たれた「2次避難所」の
拡充をお願いしたい。
以下は、菅原健介さんのブログ、1月10日の投稿から。
https://www.grundtvig.co.jp/
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本来は自衛隊が対応すべきだと感じることさえあります。
ただ、行政やDMATなど災害医療団体の方々も
日々必死に頑張られておりますが、広域避難の指示は出ておらず、
避難所では感染症が広がり暮らしが困窮しています。
キャンナス災害支援チームとしては、
福祉避難所運営として全力で引き続き支援活動を続けます。
2月、3月で長期間2ヶ月の滞在が
可能な看護師、介護職の方がいらしたら有給で派遣します。
以下のフォームからご連絡いただけたら幸いです。
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被災から3日経った時点で、自衛隊の派遣数は3000人あまりだったという。
岸田政権の後手後手感に、苛つ日々だ。現場に行っている自衛隊の皆様は、少ない人員の
中、ほんとうに疲労困憊であろう。なぜ岸田さんは、自衛隊の投入や、早々と手を挙げて
くれた台湾救助隊の援助を躊躇ったのだろうか? ご存知の人がいたら、教えてほしい。
そういうお前は、援助に行かないのか? と思われる読者の皆さんもいるだろう。
僕も、60歳だったらきっとすぐに駆け付けていた。だけどもう65歳。
この5年の差は、思いのほか大きい。今もまだ在宅医をやめずに続けていたら…と思うと、
たぶん、死んでいただろうな、と思う。それくらい、60歳と、65歳は違う。
70歳になったらもっと違ってくるのだろうか。足手まといになるといけない。
今回は、遠くから支援する。僕はずっと、被災地と向き合う。
さて、そんななか、巷では「へんな風邪」を引いている人が増えている。
インフルエンザでもなければ、コロナでもない。
ふつうのインフルであれば、2~3日高熱が続いて、一度下がれば快方に向かう
はずだが、再発熱をする。そして、ヘンな咳がずっと続く。
気が付けば、2週間以上も熱と咳が出る、という人も今年は少なくない。
だけど、できれば解熱剤も咳止めもむやみには手を出さないでほしい。
解熱剤を飲まないほうが、早く治ります。高熱が出るというのは、体が一生懸命に
免疫力を上げようとしている証拠。ほとんどのウイルスは熱に弱いため、熱を上げる
こと=ウイルスを弱らせるという作用がある。ただほんとうに頭が痛くて眠れない、
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