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「世界経済・市場花だより」第655号 かえって先行きの株価下落を大きくする、日本株の暴騰/内外の実態をしっかり確認へ

馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
******************************* 馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」  ******************************* 第655号(2024/1/14) かえって先行きの株価下落を大きくする、日本株の暴騰/内外の実態をしっかり確認へ この週刊「世界経済・市場花だより」は、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好が、わかりやすく解説します。 ※ 自主開催セミナーの予定です(カッコ内は、現時点でのお申し込み数/定員、です)。残席は、10を下回った場合に表記します。 1/27(土)高岡(4/25) 2/3(土)大阪(3/18) 2/10(土)浅草(15/20)(残席:5) 2/17(土)福岡(5/20) 2/24(土)ウェブ(9/150) なお、3~4月の自主開催セミナーの日程を、下記の通り設定し、受付を開始しました。 3/2(土)葛西 3/30(土)名古屋 4/6(土)浜松町 4/13(土)ウェブ 4/20(土)札幌 4/27(土)高岡 大変恐縮ですが、当方の勝手な都合で、3月以降の自主開催セミナーを減らします。そのため、浅草、横浜、大阪、福岡での開催は、6~7月となります。この4か所での開催の日程は、数日中に決定し、申し込み受付を開始します。開始次第、下記のホームページ上に掲載していきますので、あと少しお待ちください。 セミナーのスケジュールは、 http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub3.html のページの下の方にあります。詳細やお申し込みは、それぞれのリンク先をご覧ください。 上記ページには、自主開催以外のセミナーの予定も載っています。 ☆過ぎし花~先週(1/8~1/12)の世界経済・市場を振り返って <日本株は根拠の薄い暴騰、先行きの株価「正常化」の幅を大きくするばかり> (まとめ) 先週は、日本の株価指数の暴騰が目を引きました。その背景要因はいろいろと言われていますが、実態面での根拠を欠いていると判断します。したがって、今後来たるべき株価の「正常化」(下落)の幅を大きくしただけだと懸念します。 米国では、物価指標の発表がありましたが、結果として市況を大きく上にも下にも動かす結果にはならなかったと考えます。なお、米株市場では、これから本格化する10~12月期の企業決算に対する期待が膨らんでいる、との声が聞こえますが、実際にはアナリストの収益予想の下方修正が止まらず、期待が行き過ぎていると言えましょう。 (詳細) 先週注目を集めたのは、日経平均やTOPIXの暴騰だったと言えましょう。筆者も唖然とするばかりでした(唖然としていては、いけないのでしょうが)。 先週1週間の上昇率は、日経平均が6.6%(約2200円幅)、TOPIXが4.2%にも達しました。こうした上昇率は、世界全体を見回すと、トルコ(4.7%)やギリシャ(3.1%)と肩を並べるものです。 これは、特に日本株をほめているわけではなく、トルコやギリシャ並みに(と言ったら、トルコやギリシャに失礼かもしれませんが)、日本の株式市場は、ちょっとした買いや売りにより、極端に値ブレしやすい、という面を指しています。海外投資家からは、かなり以前から、「日本は経済は先進国かもしれないが、株式市場は海外投資家などの一部の売り買いで極端に株価が振れるので、新興国市場並みだね」とよく言われます。

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