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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ─────────────────────────────────── ◇◆GELマガ Vol.648◆◇ 〜エル・ゴラッソ鹿島担当・田中滋のメールマガジン〜 ─────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.広瀬陸斗、ヴィッセル神戸へ完全移籍 ─────────────────────────────────── /【チーム編成】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 広瀬陸斗のヴィッセル神戸への完全移籍がリリースされた。 いまのチームで広瀬が果たした役割は非常に重要だった。出場機会を得らず不 貞腐れていた関川郁万が、ここまでの選手に成長したのは、自らが範となって 道を示した広瀬がいたからだ。彼がプロフェッショナルとはどういうものかを 叩き込んでくれたおかげで、関川は自らの才能を開花させるに至った。プロ入 り前から昌子と植田への憧れがあったとはいえ、昨季は彼らとポジション争い をしなければならなかった。謙虚な姿勢を身につけていなければ、昨季はもっ とギスギスした関係になっていたことだろう。 また、下部組織育ちの舩橋佑が、黙々とトレーニングに打ち込み、チームの質 を下げないことに貢献していることも、彼らを先輩として可愛がってきた広瀬 の存在があればこそだった。 また、昨季でいえば広瀬がいなければチームは空中分解していたかもしれない 。勝てないチームの状況を変えるべく、自分が干される危険性も顧みず監督の もとへ直談判に行った広瀬の行動がなければ、おそらくトンネルを脱するまで もっと長い時間を要したことだろう。ひとり頭を悩ませていた岩政監督にとっ ても、選手の本音を聞けた瞬間だったはずだ。広瀬が鹿島アントラーズという クラブのことを第一に考えて行動してくれたからこそ、新潟戦からチームは一 つになれた。

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