輸送コストの高騰や原油価格の高止まりを受けて、世界経済およ
びアメリカ経済に「インフレ再燃」へ不安が高まっています。
イエメンの「親イラン武装組織フーシ派」による紅海での度重な
る攻撃で、スエズ運河を通る主要な輸送ルートが混乱している
ためだです。
アジアから欧州への海上輸送運賃は過去4週間で2倍以上に跳ね
上がりました。
かくして、新たな「紅海の運行の混乱」は、再び世界インフレを加
速させる危険性があるわけです。
中東紛争の拡大懸念からスエズ運河ばかりがクローズアップされ
がちですが、中南米のパナマ運河でも、干ばつの影響で通航でき
る船舶の数が制限されています。
世界で最も重要な貿易航路2本に支障が起きているため、世界経
済のサプライチェーンは依然脆弱(ぜんじゃく)なままです。
パウエルFRBは2024年に三回の利下げを示唆していますが、
インフレが再燃して想定以上に高止まれば、FRBとて利下げには
慎重にならざるを得ず、再び長期金利が上昇して「アメリカ経済
のハードランディングの可能性を」ぐっと押し上げてしまうこと
が心配されています。
一方、日本株式市場。
年初から爆上げしてきた日経平均はテクニカル的には過熱感が
出ているので、しばらく足踏み状態になるかも知れません。が、
日経平均は「1989年末の史上最高値:およそ3万9,000
円」の更新が視野に入ってきました!♪
4月27~28日の日銀の政策決定会合までは、日経平均は上昇
トレンドを維持する可能性はあります。
アメリカ経済および世界経済が再び景気後退入りしなければ、早
ければ2024年に、どんなに遅くても2025年には日経平均
は1989年の史上最高値:3万9,000円を更新できるので
はないでしょうか????
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