ドル急騰のあとの展開

ドル急騰のあとの展開 おはようございます 車の定期点検に行きました。話題のＥＶがありましたのでいろいろ質問をしました。担当者は会社が推奨するから仕方なく説明しましたが、明かにおススメしないという顔(笑)。充電時間はどのくらいかかるの？　古いインフラだと10時間、新しいものだと30分で80％の充電、とのこと。価格は？　電気代のことですが目の玉が飛び出るくらいの高価なもの・・・。私の希望している車のサイズが大きいものということもあるのでしょうが、これ、普及なんてしないよ、と思います。アメリカでＥＶが全く売れないという話も聞きますが、日本と同程度、ないしは以下なのだろうね、と思います。結局、30年前のＥＶブームの状況と全く変わっていないのね、と思います。日本やアメリカで普及するのはハイブリッドだね、と思います。現時点で私の選択肢にＥＶというものは一切、ありえません。中国に販売世界一の座を奪われる可能性が濃厚とのことですが、東南アジアでも普及するのかな、とは思います。もちろん、軽であればコスト的に安くなるのでしょうけど、ガソリンカーの優秀さと比較するとまだまだ、と感じます。 ■債務上限が意識されるマーケット きのう、ドルが金利を含めた話ではなく、急騰していることをみなさまにご説明をしました。その結果はナスダックは前日比高の状況ですが、ほかのスパイダースやダウは前日比マイナスに沈みこみました。日経は書き忘れていたのですが、きのうの時点で、前年比39.14％高となっており、この状態ではいつもいう37％を超えていますので、調整が入るのは必然のことです。さらに、金利や為替を含めると、29.19％高と、これも前年比で３割高の基準をクリアしてしまっており、まさに、私が想定していたようなバブル相場になっていました。 この数字をみた人達は自動的に手仕舞い売りかヘッジ売りを仕掛けるのは当然のことであり、年間で３割高というのはマーケットにとって鬼門なことだと思います。この意味は、たとえば、ある集団で利益を追求した場合、利益を上げられるのは上位30％程度のものになる、という理屈と私は同じだと思います。昔、有名なＩＴ経営者が使いものにならない社員をクビにしたい、となどほざいていましたが、この人はなぜ、こんなことを言ったのか今でも理解不能なのですが、利益の上げられない社員の残り７割を切ったとしても、結局、残った３割の社員のうちの３割しか使いものにならなくなる、という真理があるのになぜ、そんなことを言うのか不思議に思います。松下幸之助は、悪い奴はいくら言っても治らないので必要悪として受け入れざるを得ない、と言っています。犯罪をするような人はどんな世の中にもいる、と言っています。そんなものを排除する努力するよりも受け入れた方がまし、みたいなことを言っています。私にとって、そういう人間は一番近寄りたくない人間なのですが、非常に耳に痛い言葉だな、と思います。そんな人間の発想に近づかないようにしているのですが、どうしても影響されるので、そんなものを排除しようとするのは無駄な努力であり、受け入れた方が早い、とのこと。先人の知恵のある言葉ですので、できない、と思ってもやるほかないよね、と思います。 よくリーマンショックではテールリスクと言われますが、このテールリスクという言葉の代表格の言葉は100年に一回の大暴落、ということばで代表されます。意味は、上位30％が利益を上げられ、下は利益が上げられない、という意味です。世の中で頻出する事件というのは、たいていは全体の６割であり、残りは滅多に起こらない事件、これをテールリスクというのですが、私たちが見聞きする事件というのはたいてい頻出する事件なのです。残りの４割というのは、滅多に起こらない、ことなのです。それがリーマンショックに相当するということなのです。 そして確率６割と７割の違いの意味が私にはよくわからない、と昔からよく言っていますが、上記のテールリスクの話からすれば、確率７割なんてことは滅多にないことなのです。９割とか10割なんてことは、不確実性の高い社会ではまずありえない、ということです。ＡＩというのは確率で認知を判断しているのですから、ＡＩが言うことがすべて正解になるわけがないのに、ＡＩ全能論が世界を席巻します。少し、こういう確率統計を知っていればありえない話なのに、そういう話が跳梁跋扈する、おかしい、とみなさんはお感じになりませんでしょうか？