『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!
VOL.452 / 本年の初湯は信玄の里湯村温泉でまったり
2024年1月17日発行
今週の目次
1.コラム~うつうつ湯避行 = 21世紀の精神異常者の僕にできること
2.今週の“一湯”両断!= 本年の初湯は信玄の里湯村温泉でまったり
3.不定期連載 インタビュー取材の記憶 = 「西健一郎先生のこと」
4. 読者からのお便りコーナー = 前号の体験レポートは見事でした
5.ただいま仕事中!&発刊済みのお仕事一覧
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1. コラム〜うつうつ湯避行 #452
「21世紀の精神異常者の僕にできること」
ちょっと前のことになるが、今年の1月7日に目覚めた時、あまりにも爽やかで驚いた。
これは公式ブログに「新しい朝が来た!」というタイトルで投稿をしたのだが、少なくともこの5年以内では初めての爽快な朝だった。
正直言って、こんなに毎日爽やかだとしたら、うつとは無縁の人は日々、多幸感にあふれているだろうなぁ、と思った。
でもその爽やかさも1日しか続かなかった。
その時、「ああ、やはり僕は精神病なんだなぁ」と思い知った。
現在の僕の正式な診断名は「反復性うつ病性障害、パニック障害」というものだが、幸い、パニック障害については最近ひどい発作が起きていない。
理由は簡単で、電車やバス、飛行機での移動をしていないからだ。
とりわけ新幹線や飛行機の窓側の席に座ると100%パニックを起こすので、必ず通路側を指定するようにしている。
こんな人間が旅行ライターというのは明らかに不自然だが、他にできることがほとんどないもので、仕方がない。
と、ここまで書いてきて、ひどい絶望感に苛まれて、パソコンを打つ手が止まってしまった。
でも、このような状態をもう18年も続けているので、少しは対処の方法も学んだ。
まあ、酒を飲めば少し良くなる、というほどのもので、根本的解決にもならず、むしろ体にも悪いことは百も承知である。
しかし、これから死ぬまでの間に完全回復できるということは、これぞまさしく絶望的な状況なので、騙し騙し、付き合っていくしかない。
なんとか自死だけは避けたいと思っているところ。
そのためにはもう少し温泉に浸かりたいものだが、先立つものがないという八方塞がり的環境にある。
あとはもう神頼みしかないなぁ。
毎朝、出雲大社の御玉串にご挨拶をしているのだが、このところ毎日お願いすることが同じで、「どうか今日1日が何事もなく終わりますように」というお願いばかりである。
それでも、なんとか毎日が無事に過ぎているので、神様のご加護なんだろうと思う。
あとは、2キロほどリバウンドしてしまった体重をもう一度落としたい。
89キロ台になったら、腹壁瘢痕ヘルニアの手術もしたい。やりたいことはいっぱいあるのだが、結局お金がない、というところで頓挫してしまう。
まあ、愚痴ばかり言っていても仕方がない。
どうにかして少しずつ前向きに生きて行こうと思っているので、応援をよろしくお願いいたします。
そんなわけで、今号もどうぞよろしくお願いいたします。
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