■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■
<1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで>
ビジネス知識源プレミアム(水曜刊:660円/月:税込)Vol.1400
<Vol.1400号:正刊:2024年の株価>
2024年1月17日:戦争と選挙イヤーの2024年
水曜日に定期刊行の正刊は、有料版だけです。
土曜または日曜の、不定期な増刊は有料版・無料版共通です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
論考/業務の案内
https://www.cool-knowledge.com/
有料版の新規登録/解除
https://mypage.mag2.com/Welcome.do
https://www.mag2.com/m/P0000018?reg=mag2top
購読方法や届かないことについての問い合わせ(メールアドレス)
→Reader_yuryo@mag2.com
著者:システムズリサーチ:吉田繁治
感想等のメール:yoshida@cool-knowledge.com
正刊の有料版では、スマホ用の改行なしと、PC用の改行ありを送っています。増刊の共通版は、改行したものだけです。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
はや新年も月半ば、情報的になった人間の時間は、高速に過ぎます。世界と日本で生起する出来事のニュースが、圧縮された映画の時間になっています。
ひとびとは、2020年のコロナ、2022年のウクライナ戦争、イスラエルのガサ戦争以来、意識の面では自分の日常ではなく、劇画の劇場にいるかのような時間を生きていますが、DS(ディープ・ステート)の、敗戦と崩壊に気がついている人は、まだ少数者です。
2020年からの「情報的になった時間」での、ジョージ・オーエルの『1984年』、村上春樹の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』のように、現実の世界と観念の世界が平行しきたパラレル・ワールドが、2024年から終末に向かっています。
その証拠に、24年1月は、4年間封じ込められてきた「トランプ復活」が、主流メディアでも、論理的な脈絡がなく報じられています。「米国の分断」や「独裁者の登場」というだけですが、日本の新聞の論調も、微妙に変わってきました。
〔結論〕2024年から2026年の3年間は、金融面では、FRB設立の1913年以来、110年ぶりの通貨(経済の基礎)の大転換がある時期と直感しています。
〔ファイナンス理論では・・・〕行動経済学が、ファイナンス理論のテールエンド(標準偏差の両端)を拡大して修復した「心理的なヒューリスティックな判断」です。臨界点の心理であるがために非合理な資産バブルとその崩壊の理論への萌芽がこれでしょう。
ところが、年初の日経平均は、心理的な臨界点を超え、2023年12月以来からも2500円(7.5%)上がって、3万5000円台になっています。これは一体何か?
この株価を見て、市場の投資家には、2024年中に日経平均は4万円に上がるという人たちも増えています(20%か?)。1989年のバブル株価のとき、日経平均は、ピークで3万89155円でした。その後は、2万円台に下がったのです。
〔過去のデータでは・・・〕
週刊エコノミスト誌(24.01.23.30号)の末尾のページでは、データ分析家の市岡繁男氏が、
・2023年末までの米国ダウの上昇チャートは、
・1989年の日経平均(1989年12月2日がピーク=3万8915円)とそっくり同じであると示しています。
彼我の要因は異なっても、バブルの株価チャートとその崩壊は、再現するのか。心理的にヒューリスティックな判断で売買されているとすれば再現するでしょう。投資家心理には、共通性があるからです。
1989年の日本でも、「日経平均は4万円を超え、6万円、8万円まで行く」という予想する人たちが、実は多数派だったのです。財務省がバブル崩壊を認めたのは、4年後の1994年でした。認識は、それくらい遅れます。
1990年になると、日本株の異常な高さを発見した米国の投資銀行とファンドが、PERが60倍と長期平均の4倍高かった日本株に、先物売りとプット・オプション(売りオプション)をしかけて、売り崩しました(1年で1/2、2年で1/4に下落)。
PER(株価÷1株あたりの次期予想純益)の長期的な平均は、15倍付近です。PER15倍は、株価が先行き15年分の、企業の合計予想純益を等しいということです。PER60倍なら60年分です。非合理が極まっています。(1973-2021年の東証1部のPER)
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/35276
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)