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年6回の利下げを織り込んでいる、とは?

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2024/01/18
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年6回の利下げを織り込んでいる、とは? おはようございます 高級な食材の値下がりが続いています。たとえば、お肉好きの方であればシャトーブリアンなどはお好きだと思います。私もレストランなどで食べるのはさすがに躊躇します。だいたい平気で3-5万円は取られますので・・・。ところが最近は、近江牛のシャトーブリアンなどがグラム2500円くらい、広島では広島牛が1800円、松坂とか近江は通常ヒレ肉が3500円をしているのですが、それ以下の値段で売られている状態です。うなぎも高くなりましたが、こちらも徐々に安くなっている状態です。これはお肉と同様、レストランの価格は下がりませんが、店舗で売られているものを見ると、やはりかなり安くなった、と感じます。そのほか、シーズンを過ぎましたが高級なブドウも軒並み2-3割安です。 おそらく、円安不況が原因だと思います。余裕のある方は今こそ、そういうものを食べるチャンスだと思います。株価は半年先の景気を先どりすると言いますから、おそらく半年後にはこれらの商品などは高騰をするだろう、とみています。暗い話で、高級品なんか食べる余裕がない、地震が、政治が、という話ばかりの世の中ですが、つらいときは先をみればいいのです。ただし、地震や円安不況で立ち直れないほどの損傷を受けた人は勇気をもって声を上げてほしいと思います。リスクは人を強くしますが、致命傷になるようなリスクを負ってはいけない、と思います。こういう本当に困っている人たちというのは、自ら声を上げることができないはずだと思います。だから、余裕のある人はそういう人たちにできるだけ多く、声をかける責務があると思います。私もそう心がけるようにしています。 ■年6回の利下げを織り込んでいる、という意味 この発言は先のFRBのウォラー理事やブラックロックの会長がスイスのダボス会議で言及をしています。この言っている内容は、理解できる方は多いと思いますが、具体的にはどういう意味なのか、ということをわかっていない人が多いと思います。 おそらくほとんどの方は、年6回を織り込んでいる? どこをそうみればそういう形になるの? と思っていると思います。 具体的なご説明に移ります。 たとえば、今のFRBの1年物の誘導金利目標の範囲は5.25~5.50です。実際の誘導目標は5.33になります。それに対して、標準物金利の10年国債利回りは4.0前後で推移をしています。この差は、誘導目標の範囲の上限、5.50から約1.5となります。この1.50の金利差というのは、一回の利上げが0.25とすると1.50÷0.25=6ということです。つまり1年物の金利と、10年ものの金利差というのは6回の利下げに相当をするという意味になります。

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