喜多川泰のLeader’s Village Vol.95号です。
大学卒業後に勤めていた会社には、遅刻の常習者が数名いました。
遅刻しない日でも、いつも出社時刻ギリギリに入ってくる。
朝礼が始まってからバタバタと入ってきて、
「すいません」
と一応遅刻したことを詫びるんですが、どことなく遅刻した本人がイラついていて、自分の責任というよりも、信号待ちで引っかかったから、電車が数分遅れたから、駐輪場の置き場所が遠かったからなど、自分を取り巻く状況が「想定通りなら間に合ったのに」と自分じゃないものの責任にしている雰囲気があって、どことなく機嫌が悪い。
そうなると、ちゃんと出勤している人の方が声をかけづらくなってしまったりして…まあ、特に僕は後輩でしたからね、結局、数分の遅刻なら特に注意されることもなく日常が始まる。
そんな感じでした。
これじゃぁ遅刻は無くならない。
後に異動があって上司が変わった。その人は「遅刻は絶対にダメだ」と毎回厳しく話して、ちゃんと全員に対して遅刻したことを謝ってから入室するようさせた。
「小学校じゃないんだから」
と思うかもしれないけど、大人の世界でもそんなもんだ。
常習者たちの遅刻は無くならなかったけど、その数は減った。
ただ、その人たちが新しい上司のことをあまりよく思っていない様子なのは見ていてすぐわかった。
あなたが指導者で、部下に遅刻の常習者がいたらどうする?
というわけで
今週のテーマは
「指導(アドバイス)はお互い約束だと認識している」
です。
早速行ってみよう!
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遅刻を繰り返す先輩たちに、僕は、
「どうしていつも遅刻しちゃうんですか?」
とよく聞いていた。
文字にするとすごくド直球で、失礼な感じになるけど、決してそんな感じじゃなく、とても仲良い先輩後輩だったということをイメージしてくださいね。
答えはだいたい、
「起きれなかった」
の一択。
問題はどうして起きることができなかったのかですが、まあ、寝るのが遅いということですよね。
どうしてそんなに遅くなったのかです。
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