中国からの逃避マネーが日本株式市場に流れ込んできています。
これは、今に始まったことではありません。
中国の習近平政権が独裁を強めて、経済面でも言論面でも日に日
に統制も強めています。富裕層を中心に非常に多くの中国人が日
本への移住を希望し始めています。その規模「およそ5,000万
人」とも指摘されています。
彼ら富裕層たちは、統制と不動産バブル崩壊が進む習近平政権下
の中国経済を既に1年以上前から見限っているわけです。
今後とも引き続き中国マネーは日本国内の不動産と株式を買い進
めてゆくことでしょう。
日経平均は4万円も夢では無くなって来ています。
一方、世界規模でのインフレ圧力が高まってきています。
台湾では親米派の民進党の頼氏が新大統領に選ばれました。
米中の間では、当面はまずは通商問題などで摩擦が激しくなるこ
とでしょう。米中間の貿易摩擦の激化は、グローバル規模でイン
フレ圧力を高めます。
中東での地政学的リスクも日に日に高まっています。
スエズ運河のみならずパナマ運河も含て、海上貨物の輸送コスト
の上昇は、グローバル規模でのインフレ圧力を実際に高めていま
す。
さらには、「何かの拍子で、原油価格が再び急騰する」リスクが高
まっています。
こういった世界規模のインフレ圧力の上昇は、アメリカFRBの
利下げペースを遅らせる可能性を高めます。
パウエルFRBは、現行の政策金利の水準を市場が予想しているよ
りも「より高くより長く」維持しなければならなくなるかもしれ
ません。
これは、アメリカ経済のソフトランディングの可能性をぐっと低
めます。
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