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石川 温の「スマホ業界新聞」
2024/01/20(vol.548)
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《目次》
1.米国限定Apple Vision Pro、1月19日22時の予約争奪戦に挑戦
----準備万端で臨むも日本の環境からサクッと予約完了
2. NTTドコモが技術展示イベントを開催
----味覚を伝える人間拡張基盤など「CESウケ」しそうな技術が満載
3.電話翻訳機能がスゴイ。サムスン「Galaxy S24シリーズ」発表
----GoogleのAIを採用してPixelを凌駕することはできるのか
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記
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1.米国限定Apple Vision Pro、1月19日22時の予約争奪戦に挑戦
----準備万端で臨むも日本の環境からサクッと予約完了
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2024年1月19日22時6分、アップルがアメリカ限定で予約受付を開始した「Apple Vision Pro」をなんとか購入することができた。受け取りは発売初日の2月2日、ハワイにあるアラモアナショッピングセンター内のアップルストアということで、2泊4日で行ってこようと思う。ちなみに、このアップルストアは17年前に初代iPhoneがアメリカのみで発売された時に並んで購入した思い出の店舗だったりする。
今回、Apple Vision Proを予約するにあたり、できる限りの準備をした。まず、Apple IDはアメリカのもの(過去に所有済み)、アメリカのみの発売ということで、IPアドレスで海外からのアクセスをはじく可能性もあったので、iPad ProでGygSkyのeSIMを購入し、いざと言う時はアメリカのIPアドレスからアクセスできるようにしておいた。
アメリカのアップルストアで店舗引き取りにする場合、現地の電話番号が必要だ。ただ、17年前にiPhoneを購入した際、AT&Tでプリペイド契約した携帯電話番号を、その後、Verizon、Google Fiと17年間、使い続けたこともあって、これも問題ない。
また「日本のクレジットカードが使えないのではないか」という心配もあったが、現地のセントラルパシフィックバンクに口座を持っており、デビットカードであれば手元になったので、いざと言う時は何とかなるかも知れない状態にしておいた。
とはいえ、できれば日本のクレジットカードで決済したい。ただ、最近のクレジットカードはオンライン、しかも海外のサイトで高額決済をしようとするとプロテクトがかかって決済できないということが多い。というわけで、念のためにVISAとDinersのカスタマーサポートに電話をし「今晩、海外サイトで高額決済する可能性があるので、プロテクトしないようにしてください」とお願いをしておいた。
アメリカのアップルサイトではPayPalでの支払いにも対応しているため、これまたなぜか持っていたアメリカのPayPalアカウントに日本のクレジットカードを登録しておいた。
で、19日22時。YouTubeで実況配信しつつ、iPad Proを使って、予約を試みた。
アメリカのストアにアクセスして、まずやるのが顔の測定。Face IDを使って、2回、ぐるりと首を回して顔の大きさなどを測定する。Apple Vision Proの頭の部分のバンドのサイズは正確に測定しないとキチンとしたフィット感にならないようだ。
次に聞かれるのが、メガネやコンタクトの有無だ。Apple Vision Proは裸眼での使用が前提となるため、普段、メガネをしている人は別売りのZEISSが手がけるレンズを購入する必要がある。アメリカではメガネの購入するには眼科医による処方箋が必要だ。
このプロセスは絶対に面倒なことになり、購入の妨げになりそうということで、CESから帰国した翌日、コンタクトレンズを作っておいた。これにより、スムーズに購入手続きがすすんだ。
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