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【渡辺勝幸4875号】至仁が至不仁を伐ち、全軍敵意喪失

渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン   第4875号 令和6年1月19日(金)発行   発行部数 9,702 部 【至仁が至不仁を伐ち、全軍敵意喪失】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【至仁が至不仁を伐ち、全軍敵意喪失】 朱子の註に、「『書』の本意は」云云、 『書経』の本意は、商(殷に同じ)人同士が殺しあったことをいったもので、 武王が商人を殺したことをいったものではなく、 孟子が「尽く書を信ぜば」ということばを仮設したのは、 後世の人が疑惑を持ったり、 また不仁の心を大きくしたりすることを心配したのみである、 とあります。 わが師、佐久間象山は、江戸の獄に囚えられていた時、 『孟子』を読んで、非常にこれに通じておられたのですが、 本章においては、この朱子の註を信じないで、 別に自説を一篇の論文に記されました。 わたくしは、隣りの獄舎にいたため、それを借読しましたが、 今その全文をここに挙げることはできないけれども、 その大意を記すと次のごとくでありました。 『書経』の本意は、もちろん商人同士が殺しあったことをいったもので、 『孟子』の意味も同じであります。 思うに同篇にはこの語の直前に「前徒戈を倒にす」、 殷の前軍が戈を倒にし、敵に向かわないでかえって後方の味方に攻めかかった、 ということばがあるので、前軍のみは武王の勢いにたじろぎましたが、 後軍は踏み留まったことが知られています。 至仁なる武王が、至不仁の紂を伐ったのであるからは、 次章に見える「厥の角を崩すが若く稽首す」、 角が崩れるように、商軍はこぞって平伏した、 という記述こそ、当時の真実を伝えるものでしょう。

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  • 【仙台発!】政治家であり起業家である渡辺勝幸の日刊メルマガ。9年以上、3,500日以上連続でメルマガを書いています。政治経済の裏事情、起業家、経営者向けのおトク最新情報を、独自の視点と素早く貴重な情報で、意識の高い経営者、ビジネスパーソンに毎日お届け。1通20円ですが、得られる情報はメディアにないものとなります。失業、起業、震災、選挙落選、そして当選とここ数年波乱万丈な人生を送っている筆者が、東北の真の復興のための活動報告も。著者は宮城県議会議員(仙台市若林区)44歳。起業集団株式会社つくる仙台経営(起業支援、創業スクール事業)、東北大学大学院講師。
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