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糖尿病とうつ病の併存で4倍になる死亡リスク

メンタルヘルス・精神医学から時流を読む
 寒い日が続き、正月太りのままで過ごしている人も多いだろう。わたしは糖尿病家系ではないが、網膜症や血管神経障害など、全身がボロボロになる糖尿病の合併症を知ると、糖尿病(本稿では、2型糖尿病を指す)には、やはりなりたくない。  精神科患者、特にうつ病や双極性障害では、糖尿病も患っていることがよくある。糖尿病もうつ病も、日本の国民5大疾患に入るので、2つの病気を同時に罹患していることは、確率からしても決して珍しくない。慢性的な運動不足もあるが、不安定な状態では、高カロリー食に走ってしまうことも要因かもしれない。高血糖自体が脳神経細胞に与えるダメージ、また心理ストレス自体の免疫系や内分泌系の悪影響もあるだろう。

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  • 精神科医の西多昌規(にしだ まさき)です。メディアなどで話題となっている、あるいは世間の関心を集めている事件や出来事を、精神医学やメンタルヘルスから読み解き、独自の視点をもとに考察していきます。医療・健康問題だけでなく、政治経済や社会文化、芸能スポーツなども、取り上げていきます。*個人的な診察希望や医療相談は、受け付けておりません。
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