2024年 第3号 【長尾和宏の痛くない死に方】
長尾和宏です。
配信が遅れてしまいスミマセン。
東京は昼まで冷たい雨でした。そして昼過ぎからは雨がやみ、少し光がさしてきました。
雨上がりの光は、いくつになっても嬉しいものです。
昨日と今日は、無事、東京青山でのライブが終了しました。
その前、18日は大阪梅田でトーク&ライブをしました。
こんな寒い冬空に、合計150名以上の人が集まってくださり、開場前から外に並んで
くださる人もいて、ほんとうに感無量です。
ありがとうございます。
今回のライブ、テーマは「ダンディズム」、でした。
似合わないよね? それは自分でもわかっています。でも、谷村新司さんトリビュートと
いうことで、衣装のタキシード選びから(こんな衣装を着たのも生まれてはじめて)、
考えた手作りのトーク&ライブです。
被災地への思いをこめて。谷村新司さんの名曲『陽はまた昇る』も歌わせていただきました。
嵐のあとは、必ず光が差します。
この世界も、あなたの人生も。
20日(土)には、なんと長野からリチャード・コシミズさんが来てくれました。
嬉しくて思わず、途中でステージからお声かけをして、壇上に上がってもらいました。
「本物がわかる僕が言っているから間違いない。この歌は、いい」
と僕の二つの持ち歌『あなたが名前を忘れても』と『コスモスを君に』をほめてくださり
ほんとうに嬉しかった。そして、こんなことも仰ってくださった。
「長尾さんは、ただ、注射を打つな! というだけの反ワクではない。だって、国民の
8割はもう注射を打ってしまったのだから! 打った人をこれからどう救うか。
それを真剣に考えている人は、実は少ないんだ!」
そう言ってもらえて襟を正す思いだった。
僕がライブをするだけで、歌に逃げた! とか、金儲け! とかSNSで揶揄をする人がいる
のは、知っている。
なんでそんなこと言われなくてはいけないのだろう?
そういう人は僕の人生の何を知っているというのか?
65歳を過ぎて、少しだけ自分が好きな領域に踏み込むことが、なぜそんなにいけない?
僕はもう、在宅医としては体力的に限界だったけれど、歌や演劇などエンターテインメント
で、人の魂を救えることができたらいいな、そういうふうに考えることの何がいけない?
昨晩、自分のトーク&ライブのあとで、ブルーノート東京で、大竹しのぶさんのトーク&
ライブを見た、同じ町で、同じ日に、あの国民的大女優の大竹さんが、トーク&ライブを
やっている。なんだかその事実だけで、幸せになれた。
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