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危険水準には入っているが上抜ければ・・・

角野實のファンダメンタルズのススメ
  • 2024/01/22
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危険水準には入っているが上抜ければ・・・ おはようございます 株価がこれだけ好調になっていますが、町に出てもそれほど町の雰囲気は明るくもなっておらず。この理由は皆さんの方がご存知だと思います。株価がこれだけ上昇すると通常は町が活気が出てくるものなのですが、能登地震や円安問題にて明るくなるのも憚られる、おまけに政治は何の効果があるのか素人にはわかりにくい解決策を持ち出し、大衆の楽しみである大物タレントの事件が発生している状況をみれば素直には喜べないよね、と思います。参考までに若い方々はテレビなど時代錯誤と思う方も多いと思いますが、結局、コンセンサスを形成するのはSNSなどではなくテレビだろうな、と私は考えています。玉石混合のネットでよい意見が形成されることもありますが、まだ、考えが足りないと思うことの方がまだまだ多いような気がします。まだまだ、これからの媒体だろうな、とは思います。若い世代はやはり、もっとネットの意見を磨いていってほしい、とは思います。意見を磨くのには、直感の意見ではなく、深く考えてパブロフの犬のように瞬時に反応をするのはやめた方がよいと思います。直感的に思うことはほとんどの人は同じ、だと思います。それを時間をかけて意見表明をする、そうなってくると人々の目がもっと変わってくる、とは思います。 言うまでもなく、その発言は事実や客観的証拠をもとに、ということはマストだと私は思います。こういうことを時間をかけて磨いていくといつかテレビやラジオ、新聞を抜く媒体になっていくだろう、間違いなく、ということはいつも思わずにいられません。何が言いたいかといえば、マーケットも時間をかけて判断することが大事だよ、ということです。直感で行動するような時代は終わったよね、とは思います。 ■現状のマーケット きのう週末号に記したことはいろいろなことを詰め込み過ぎたな、ということは反省をしています。 たとえばアップルの主要な受注先はTSMC(台湾セミコンダクター)です。そこに毎年、春に最先端の設計図を送り、TSMCがそれを受注生産できるかを検討し、可能であれば生産を行う。その焦点は12月の歳末セールになっているのです。世界最大の製造メーカーであるTSMCの最大の受注先であるアップルからの注文が増えれば、TSMCの業績があがる、という発想です。 その半導体というのは古いタイプの大きな製造業、自動車産業と、新しいタイプの半導体が重なったのがEV業界、とくに自動運転の分野になるのです。この半導体、自動車産業は部品の点数が半導体が約10万点、自動車が3万点になりますので非常に裾野が大きい訳です。半導体と自動車産業を隆盛化させることが国家の繁栄を左右することになります。日本でTSMCの熊本工場を税金を用いて招聘するのはそういう意味があります。 TSMCで製造した半導体を組み立てるのは、同じく台湾企業になりその工場は中国にあります。おまけに自動車販売台数は日本を抜いて中国がトップになりました。半導体の製造は中国はまだまだトップになるのは先の話になるのですが、アメリカは中国に半導体生産が隆盛化しないようにいろいろ対策を講じているのが米中摩擦になるのです。 そして反対に中国はEVや自動運転の最先端国になるのです。それに技術支援をしているのが多くのアメリカ企業であり、その中には生成AIでトップのエヌビディア、ADMなどがあるわけです。

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