第304回　なぜETF認可後にビットコインは下がり続けたのか？、オンライン教育における生成AIとブロックチェーンの組み合わせ　その2

…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第304回　なぜETF認可後にビットコインは下がり続けたのか？、オンライン教育における生成AIとブロックチェーンの組み合わせ　その2 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 ETFが認可され市場で販売された後も、ビットコインは下落し続けている。この理由を解説する。また、トランプの「CBDC」に対する方針も明らかになったので、これも紹介する。いつものように、「ChatGPT4」によるビットコインの相場予測も掲載する。最後にメインテーマとして、オンライン教育における生成AIとブロックチェーンを組み合わせたプロジェクトを複数紹介する。 ▼今週の動き ETFが認可され、市場で取引が開始された後もビットコインは下落している。1月22日現在、606万円前後で取引されている。過去5日間で4.32％の下落である。下落の理由は後で解説するとして、まずはいつものように、先週の主な動きを振り返る。市場に影響を与えた主な動きである。 1) 「コインベース」、5時間にわたり「SEC」と対決 「米連邦地方裁判所」のキャサリン・ポーク・ファイラ判事は、「米証券取引委員会（SEC）」と「Coinbase」から、2022年6月に規制当局が提出した訴訟の却下を求める暗号取引所の申し立てに関する弁論を聞いた。公聴会は5時間近くにわたって開催され、暗号資産業界を規制する「SEC」の役割に関する法廷での主要な議論の概要を幅広く説明した。公聴会で「SEC」は、トークンの購入者はその背後にあるネットワークやエコシステムにも投資しており、トークン購入の背後に価値提案があることを示していると主張した。しかし、「Coinbase」の弁護士は、ビットコインもまたコミュニティによって支えられており、ネットワークを持っていると主張した。 2) サム・バンクマン・フリードの両親、「FTX」の訴訟の棄却を求める 「FTX」の元CEOサム・バンクマン-フリードの両親は、「FTX」の訴訟の棄却を求めており、彼らが暗号取引所の問題を知っており、会社の不正行為から故意に利益を得ていたという主張を拒否している。裁判所に提出された書類によると、ジョセフ・バンクマンとバーバラ・フリードの代理人弁護士は、「FTX」の訴訟は、彼らが「FTX」の元CEOの両親であるという「単なる事実を利用」しようとしていると主張した。2023年9月、「FTX」はバンクマン・フリードが「FTX」での影響力とアクセス力を悪用して自分たちを富ませたとして、バンクマン・フリードを訴えた。 3) イーサリアム「Dencun」のアップグレードが4時間の遅延の後、稼動開始 イーサリアム開発者Parithosh Jayanthiの1月17日のソーシャルメディア投稿によると、コードネーム 「Cancun-Deneb」、または「Dencun」と呼ばれるイーサリアムネットワークの最新アップグレードが、初めてテストネット上で稼働した。バグにより、ネットワークのローンチは約4時間遅れた。「Dencun」のアップグレードがメインネットに実装されれば、「Optimism、Base」、「Polygon zkEVM」などのイーサリアムのレイヤー2での取引コストが大幅に低下すると開発者は主張している。また、自己破壊操作を制限し、新しいブリッジとステーキングプール機能を可能にする。 4) 「IRS」は暗号税制を後退させ、1万ドル以上の税金支払義務を免除する