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167後編「人の悪口や文句ばかり言う同僚との付き合い方」

久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」
久米信行(裏)ゼミ「大人の学び道楽」 授業や講演では話せないこと。連載やSNSでは書けないこと 毎月第1-4 火曜日発行 vol.167 2024/1/23発行 *========*========*=======*=======* 3.大人の放課後相談室 Q 人の悪口や文句ばかり言う同僚との付き合い方 私が勤めている会社の同じ部署に50代半ばの女性社員がいます。この女性は、口を開けば、会社な同僚の悪口や文句ばかりで、正直なところ近くにいると、こちらまでマイナスな気分になります。 しかもいちいち同意を求めてくるタイプなので、対応に困っています。 相手の気分を害さずにスルーするいい方法はないでしょうか? 千葉県/42歳/男性 A そういう可哀そうな人の悪い運気に引きずられないように。Yes but 法で「そうなんですか?どうすれば?!と共感しつつ「でもこんな素敵なところもありますよ」と心溶かす。 先日、一般社団法人青少年養育センター陽氣会の代表をされている杉江健二さんから、素晴らしいコミュニケーションスキルを教わりました。杉江さんは、虐待に苦しむ子供たちを減らすために、これから親になる若夫婦に「イライラしない子育て講座」を行っている達人です。 中でも、わかりやすい考え方と対人のコツを一つ教えていただきました。これは親子だけでなく、あらゆる対人コミュニケーションに役立つと思うのでご紹介しましょう。 まずは、眼科の視力検査に用いられる、どこか一部が欠けた円(ランドルト環)を思い浮かべてください。 視力検査では、どこが欠けているか尋ねられるので、ついつい私たちは、この手の円を見ると欠けている部分を探してしまいますね。 これは親が子どもを見る時も同じ。がんばってよくできているところよりも、やっていないところやできていないところばかりが目について、ついつい注意したくなるのです。 私も思い当たるところがあり、深く反省しました。 これからは、子どもや教え子に限らず、まわりの人すべてについて、がんばっているところ、できているところに注目してほめるようにしようと心に誓ったのです。(やってみると実は簡単ではありません。ただいま練習中です) おそらく、悪口ばかり言っている同僚も、ランドルト環の欠けている部分ばかりが目についてしまうタイプなのでしょう。 しかも、それを他の人に言って回るのが本人の趣味あるいは習性だとしたら、当然ながら友達も人望も失ってしまうことでしょう。 自業自得と言えばそれまでですが、同僚がそのままの状態では、部署の中の空気も悪くなってしまいます。 かといって、その悪口グセをストレートにいさめたりすれば、今度はご自身の悪口を吹聴されかねません。 そこで、私のおすすめはYes But法、即ち「まずは同意し、意見を求めてから、その後で柔らかく、新たな見解を伝える」方法です。

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  • 21世紀の世界は驚きに満ちています。 海外はロンドンの片田舎から、シンガポールの怪しいマーケットまで。国内は美術館・コンサート・グルメ天国の東京から、ツアーガイドに載らない日本の秘境まで。DEEPな旅へと写真付きでご案内。 ネットはサブスク天国となり、古今東西のA級C級映画・アニメから伝説のライブまで、みんなで観たいものだらけ。経営者向けの講演や大学での授業、新聞連載やSNSでは紹介できないオモシロ怪しい超雑学的コンテンツをご紹介します。 大人のなんでも人生相談も毎週実施中ですのでお気軽にご相談を!
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