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240124 ビジネス知識源プレミアム:正刊:FRBによるCB発行をDCの発行を許さないというトランプ発言

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■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■   <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(水曜刊:660円/月:税込)Vol.1402  <Vol.1402号:正刊:   FRBによるCBDCの発行を許さないというトランプの発言>     2024年1月24日:戦争と選挙イヤーの2024年    水曜日に定期刊行の正刊は、有料版だけです。  土曜または日曜の、不定期な増刊は有料版・無料版共通です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 論考/業務の案内     https://www.cool-knowledge.com/ 有料版の新規登録/解除  https://mypage.mag2.com/Welcome.do https://www.mag2.com/m/P0000018?reg=mag2top 購読方法や届かないことについての問い合わせ(メールアドレス)                →Reader_yuryo@mag2.com            著者:システムズリサーチ:吉田繁治       感想等のメール:yoshida@cool-knowledge.com 正刊の有料版では、スマホ用の改行なしと、PC用の改行ありを送っています。増刊の共通版は、改行したものだけです。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ トランプは、ニューハンプシャー州(ポーツマス)の選挙演説で、「FRB(連邦準備銀行)によるデジタル通貨の発行は許さない」と述べています。理由として「今後、私はアメリカ人を(連邦)政府の圧政から守る」としたのです。 〔重大な発言〕米ドルと世界金融を変える、重大発言です。トランプ再選の可能性が高まっているからです。これが実行されれば、1913年のFRB設立の際のウィルソン大統領以来の通貨の大転換になります。FRBの機能を停止するというのですから、穏やかではない。  ただしこのトランプ発言は主流メディアは一切報じず、一般にはほとんど理解されていません。記者も分かっていない。本稿で「通貨の本質の深いところ」から明らかにしていきます。 https://jp.cointelegraph.com/news/donald-trump-former-president-vows-never-allow-cbdc-in-us 共和党の候補であるフロリダ州知事のデサンティスも、「FRBのデジタル通貨の発行を許さない」という同じ発言をしています。トランプの見解は個人のものでなく、共和党の公約と理解していいでしょう。有力とみられていたデサンティスはアイオア州での支持率の低さから候補を辞退しトランプ支持を表明、対抗馬はヘイリーだけになりましたが2州目のニューハンプシャー州の予備選のあとヘイリーも辞退する可能性が高い(選挙結果は今日決まります)。 ただしトランプ発言は、米国のデジタル通貨の発行をそのものを否定するものではない。「FBRによるデジタル通貨発行の否定」です。これがどういう意味をもち、2025年か26年からの米国の通貨ドルと米国債は、どうなるのか、これを本稿で検討します。ここまでは導入部です。              * 【実は百花繚乱の、デジタル通貨】 デジタル通貨は、FRB以外の銀行やマネー機関から、紙幣の代わりに発行できます。アップル、Google、アマゾン、ツイッターのXも発行できます。かつてFACEBOOKが世界の通貨バスケットに連動するデジタル通貨のDiemを発行する予定でしたが、政府からの反対で断念し、システムを230億円で売却しました(2019年)。日本では、三菱UFJとNTTなど8社が出資して、国際決済用のデジタル通貨、Progmat(プログマ)を発行します(2024年から)。 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB012SH0R01C23A1000000/ 〔仮想通貨と価格〕三菱UFJ連合の通貨は、円と連動する「ステーブル型」です。ビットコインのように価格が変動するものは「IPO型」と言います。ステーブル型では、発行機関が、円と同じ価値での買い取りを保証します。要らなくなれば、売って紙幣に替えればいいのです。 〔発行体は自由に設立できる〕事実上の政府機関である日銀やFRBではなくても、デジタル通貨はどこでも、あなたの会社でもまたは個人であっても、発行ができます。ただしその条件は「国民が買って、受けいれるかどうか」です。使用を忌避されるデジタル通貨は売れず、発行しても使われません。世界の「通貨」は一見では「混乱」に見えますが、世界史上初めての、面白い時代を迎えています。 ・ブロックチェーンなら、仕組みはビットコインと同じ、 ・電子マネーなら、すでに多く使われているPaPayと同じです ◎CBDCのデジタル通貨が発行されたときは、ご自分の銀行預金の旧通貨でデジタル通貨を買うことにより、転換がされます。旧銀行預金は、そっくり引き継がれます。銀行預金と銀行からの負債がなくなるという人がいますが、それはあり得ない。預金は安全ですから、負債も残ります。 【通貨になる鍵(ターンキー)は、ホンモノ認証の方法】 デジタル通貨のブロックチェーン型は、インターネット内の分散認証、電子マネーは発行体での認証です。認証とは、受け取った通貨がホンモノであることの証明であり、通貨に絶対必要な条件です。 われわれは無意識ですが、1万円札の手触り・紙質・顔・印刷の精度から認証しています。コンビニの支払機やATMmも、紙幣の認証をしています。 印刷精度が高くない人民元では偽札が20%はあるとされ、コンピュータが認証するデジタル人民元が早く普及しました。海外のドル紙幣(100ドル札)にもニセモノが多いことは世界の常識です。クレジットカードが多く使われる理由でもあるのです。

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