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◇◆GELマガ Vol.650◆◇
〜エル・ゴラッソ鹿島担当・田中滋のメールマガジン〜
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1.チーム・ポポヴィッチがつくり出すいい雰囲気
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/【練習レポート】
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チーム・ポポヴィッチが非常にいい滑り出しを見せている。昨季の終盤は結果も
出なくてどんよりした空気が停滞していたが、それを払拭するかのように明るい
空気が流れている。
練習開始時には、必ず監督がピッチで選手を出迎え、ハグすることからスタート
する。ハグの文化は日本には無い。しかし、シャイなザーゴもあまりしなかった
し、レネもどちらかというとそういうタイプの監督ではなかった。ポポヴィッチ
監督は選手との距離感が近く、「人間的にもいい人だと感じる」(垣田裕暉)と
、選手の受けも上々だ。すでにほとんどの場面で選手の名前を呼んでいる(体感
では95%。今日の練習ではウィジョンの名前だけ出てこなかった)。コーチング
スタッフ全体で明るい雰囲気をつくっており、一体感が生まれている。
ただ、昨季も一昨季も、この時期のチームはいい雰囲気でサッカーをやれていた
。結果が出なくなると途端に沈んだ空気になってしまうだけに、なんとかシーズ
ンの最後までいい雰囲気を継続させたい。
そんななか、昨季までと大きく違うのは、アシスタントとしてミランコーチがい
ることだ。
昨季は、岩政大樹監督が一人ですべての問題を抱え、首をひねり、眉間にしわを
寄せていた。始めのうちはそれでもよかったのだが、チームがうまくまわらない
ようになると、監督が悩む姿がチームに重苦しい空気をもたらし、周囲も声がか
けづらくなってしまった。しかし、いまは落ち着いた雰囲気のミランコーチがポ
ポヴィッチ監督を支えている。パッと見ただけでも二人がうまく補完しあえてい
るのが伝わってくる。
ポジティブな空気が流れていると、自然と人が集まる雰囲気ができあがる。練習
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