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神垣あゆみ【仕事のメール心得帖】Vol.247 <メールに関するQ&A>「ずつ」か「づつ」か ほか

仕事のメール心得帖
今週のテーマは 【 メールに関するQ&A 】です。 読者からの質問として  1.「ずつ」か「づつ」か  2.「教示」か「教授」か  3.「聞いてあげてください」の言い換え  4.「ご希望にかなう」? の4つに回答します。  ★仕事のメールに関する、疑問・質問に神垣がお答えします。  下記フォームよりお寄せください!  ▼教えて! メール対応の悩み  https://forms.gle/J4AYVGAm9qHMSBzq6 ─────────────────────────────────── < 読者からの質問 > 1.「ずつ」か「づつ」か ─────────────────────────────────── <読者からの質問>---------------------------------------------- 「少しずつ」とか「一つずつ」という時には、 「ずつ」が正しくて「づつ」は誤り、  と学校で習いました。  今回、会社のサイトに載せる文章で、 「づつ」となっている箇所があったので、  担当者に連絡しようと思ったのですが、  その前にふとネットでも見てみよう  と思い立ちました。  そうしたところ、 「ずつ」が正しいとするものがほとんどの中で、 『本則は「ずつ」で、「づつ」も許容される (づつも誤りではない)』  とする記事が目に留まりました。 https://kazsa.hatenablog.com/entry/20130106/1357476538  その記事に書かれていたキーワードをもとに、 「昭和61年内閣告示 現代仮名遣い ずつ」  で検索したところ、こちらのページがヒットしました。 「現代仮名遣い」に関する内閣告示及び内閣訓令について:文部科学省 https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/gendaikana/honbun_dai2.html (一部引用) 5 次のような語は、「ぢ」「づ」を用いて書く。 (略) (2) 二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」 (略)  なお、次のような語については、  現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等として、  それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし、 「せかいぢゅう」「いなづま」のように 「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする。 (略) 例:(略) ひとりずつ (引用ここまで)  こうしたことを参考にすると、  今では「づつ」もハッキリと誤りとはいえないのでしょうか……? 「ずつ」が正しい、と教えられた昭和の人間(笑)としては、  今さら「“づつ”も誤りではない」といわれても、  モヤモヤしてスッキリしませんし、  今後は「“ずつ”が正しいですよ」と指摘するのも  何だか気がひけてしまいます。 (読者 A.Aさん) ---------------------------------------------------------------- 「ずつ」と「づつ」の問題に限らず 「正しい」か、「誤り」か、という観点で言葉を見ていくと、 実に様々な解釈があり、正解を追っていけばいくほど “言葉の迷宮”に深くはまり込んでしまいます。 そこで、少し捉え方を変えて 世間一般で「正しい」として使われている言葉を追求するというよりも 自社での「表記の基準」を持つことに観点を移してみることを 特に一般企業の方にはお勧めしています。

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