松本問題で週刊文春の報道について、日本は、週刊誌の売り上げアップに比べて損害賠償額が少ないので、書いたもん勝ちのような話が、我らがモーニングショーで出ていて、それをコメンテーターたちが真剣に否定していた。
一過性に売り上げを増しても、まじめに取材しないで記事を書いたら、信頼を失うので長期的に売り上げが落ちるという話である。あるいは、テレビだって、視聴率を取るために嘘をいって、不安を煽ったりしないという人もいた。
「どの面下げて、そんなことが言えるのか」と怒りがこみあげてきた。
コロナ禍のときに、数値を見る限り季節性インフルエンザと大して死者は変わりないし、インフルエンザと違って若い人が死んでいないのに、ものすごい怖い病気のように煽った当の本人たちだ。
そして、いろいろな意見があってもいいのに、私や木村盛世先生のように、そこまでコロナは怖くないし、今の感染予防はやりすぎというようなことを言う人間を徹底的に排除し、コロナでぼろ儲けしている開業医や、何がとりえかわからない二流の感染症学者(免疫学のこともわかっていないようだった)を出し続けて、偏った情報を与え続けた張本人である。
これによって、高齢者は怖がり、外出しないためにフレイルになったり、認知症のようになった被害者が続出した。ちゃんといろいろな医者を取材していたらこんなことにならなかったはずだ。
テレビ局の連中が裏付け取材をしないで、誰かからもらってきたでまかせ情報を平気で流すことは、日大時代に痛感した。そして、ニュースソースはつねに「関係者によると」だった。
一人の匿名の関係者の情報を本当のことのように流す。
実は、最近、私のユーチューブチャンネルで、日大をやめたので、その問題点を私の知っている範囲で本当のことを話すと呼びかけ、自分の名前を出していいとも呼びかけた。
残念なことに、アメフト事件のときは待ち伏せまでして、こちらに守秘義務があるようなことを聞いてきた(どういうわけか私の携帯番号まで知っていた)テレビ局の連中がまったく連絡をよこさなくなった。
もちろん、新規で日大のことを聞きたいと言ってきた局もない。
騒ぎになっているときは情報漏えいまで求めるのに、より本質的な、その背景になった日大の病理に関しては誰も取材さえしようとしないのだ。
テレビというのは、使う使わないは関係なくても、ちゃんとした情報を知ろうという人はいないようで、その場のはやりのことをろくに裏付けがなくても流す「報道機関」(報道とはいえないが)なのだということを身に染みてわかった。
そういう連中が、信頼が大事なので、金もうけのために垂れ流し情報のようなことはやらないというのだから、チャンチャラおかしい。報道機関の矜持のようなことを言っているやつもいた。
今後、いくつかのメディアで日大について本当のことや、私が問題に思っていることを論じていくが、少なくともテレビよりは真実性が高いと思ってほしい。
ただ、日大は何をしてくるかわからないので、ユーチューブで本当のことを言って訴えられる可能性があるので、やはりメディアを通じてにしようと思っている。
そのくらい汚い連中がいるのは確かだからだ。
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