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240127 ビジネス知識源プレミアム:土曜増刊:世界的な株価バブルは崩壊するのか

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■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■   <1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで> ビジネス知識源プレミアム(水曜刊:660円/月:税込)Vol.1403  <Vol.1403号:土曜増刊:            世界的な株価バブルは崩壊するのか>  2024年1月27日:体制を変える戦争と選挙イヤーの2024年    水曜日に定期刊行の正刊は、有料版だけです。  土曜または日曜の、不定期な増刊は有料版・無料版共通です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 論考/業務の案内     https://www.cool-knowledge.com/ 有料版の新規登録/解除  https://mypage.mag2.com/Welcome.do https://www.mag2.com/m/P0000018?reg=mag2top 購読方法や届かないことについての問い合わせ(メールアドレス)                →Reader_yuryo@mag2.com            著者:システムズリサーチ:吉田繁治       感想等のメール:yoshida@cool-knowledge.com 正刊の有料版では、スマホ用の改行なしと、PC用の改行ありを送っています。増刊の共通版は、改行したものだけです。 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 中国とロシアを除き、世界の株式市場が沸いています。中国は、売れない住宅の推計1億戸から資産バブル崩壊の過程にはいっていて、株価も下がっています。2021年が3550、現在は2900です(上海総合:2年でマイナス18%)。 一方で、不動産が崩壊している中国とは逆に、主要国の株価指数は以下です。(2021年の年初から24年1月現在) 1)S&P500   3840 → 4894(+27%) 2)日経平均  28500 →35900(+26%) 3)英国FT100 6870 → 7530(+9.6%) 4)ドイツDAX 14050 →16900(+20%) 米国と日本は2年でほぼ25%上がり、英国が約10%、ドイツが20%上昇です。連れて不動産価格も上がっています。 基礎にある原因は、2020年のコロナ後の超金融緩和(金利0%+量的緩和2000兆円)です。市場の約80%投資家は、2024年にはソフト・ランディング、またはノーランディングとしています。 米国でもさすがに大きく上がるという見方は少ない。主流はボラティリティ(年間最大15%程度の価格幅)の範囲で維持するという。±15%は予想価格変動の、標準偏差の2倍の範囲です。 (S&P500のVIX:ボラティリティ指数;長期推移) https://jp.investing.com/indices/volatility-s-p-500 ところが最近、市場の投資家の、5%程度の少数ですが、2024年の株価暴落を言う論が、株投資の本家であるファンドに増えてきました。事実、CTA(ヘッジファンドの投資:ロボットでのグローバル・マクロの方法が多い)は24年3月決算に向かいショート(先物と現物売り)を増やしています。 一方日本では「日経平均は4万円を超える」という、上昇に偏った楽観的見方が、増えています。新NISAの政府、メディア、証券会社と合作の煽(あお)りでしょう。政策的なバイアス(偏向)があります。日本では、世界で唯一、日銀も37兆円の株ETFを買ったくらいですから、政府の果たす役割が大きい。 厚労省が所轄している年金基金のGPIFも、米国株を54兆円、国内株を59兆円も保有しています(23年12月)。日銀と政府系は2013年ら全力で100兆円余の株を買って、価格を上げてきたのです。日銀は、長期金利0.7%による保有国債(592兆円)の含み損(推計21兆円)を埋めるため、たぶん15兆円くらいは含み益のある株を売る予定をもっています。 https://www.gpif.go.jp/operation/36274589gpif/2023_2Q_1102_jp.pdf ただし個人投資家は冷静です。2023年12月から1月は、保有株を1兆5072億円売り越しています。6週で1.5兆円の売り越しは過去最大級の、利益確定を目的にした売りです。含み利益確定の正しい行動でしょう。 他方で、日経平均を上げたガイジンの買い越しは12月からの6週で6417億円です。事業法人の自社株買いがもっと大きく、6週で5535億円です。株主配当の変形とされる自社株買いは、流通する株を減らして、企業純益は同じでもEPS(1株あたり純益=予想純益÷流通株数)を上げ、株の買いを誘って、上げるものです。 企業業績が好況であるかのような演出をします。EPSの予想は株を買うときもっとも重視される指標です。 (参照:安藤証券;主体別売買:2016年~2024年1月2週)

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