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【渡辺勝幸4882号】「友崩れ」と「裡崩れ」

渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  渡辺勝幸の日本一元気になるメールマガジン   第4882号 令和6年1月26日(金)発行   発行部数 9,694 部 【「友崩れ」と「裡崩れ」】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【「友崩れ」と「裡崩れ」】 以上が象山の意見ですが、 それについてわたくしが考えるには、 敗軍に「友崩れ」「裡崩れ」ということがあり、 友崩れとは、前軍が敗走して後軍へなだれかかるため、 後軍も止まっていることができず、いっしょに崩れることであり、 裡崩れとは、前軍がまだ敵と戦を始めないうちに、 後軍から崩れ始めて、前軍もいっしょに崩れることをいうのです。 今、『書経』には前軍が後軍に攻めかかり、 そのために大敗して退いたとありますから、 前軍が崩れただけで後軍は踏み止まったのであって、 もちろん裡崩れの様子は全くなく、 また友崩れよりも一段と後軍が堅固であったのです。 さらに、「血流れて杵を漂はす」といったのは、 兵法に、前軍が崩れて後軍になだれかかって来た時には、 後軍でこれを打ち捨てに切り捨てることがあるから、 後軍を攻めたのも、血が流れたのも、 恐らくはこのためであったと思います。 わたくしは、以上のことを考えて、 朱子の註の誤っていること、 まことに象山の意見の通りであることを理解したのです。 ということを約150年前の日本において、 政治犯として牢屋の中にありながら、

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  • 【仙台発!】政治家であり起業家である渡辺勝幸の日刊メルマガ。9年以上、3,500日以上連続でメルマガを書いています。政治経済の裏事情、起業家、経営者向けのおトク最新情報を、独自の視点と素早く貴重な情報で、意識の高い経営者、ビジネスパーソンに毎日お届け。1通20円ですが、得られる情報はメディアにないものとなります。失業、起業、震災、選挙落選、そして当選とここ数年波乱万丈な人生を送っている筆者が、東北の真の復興のための活動報告も。著者は宮城県議会議員(仙台市若林区)44歳。起業集団株式会社つくる仙台経営(起業支援、創業スクール事業)、東北大学大学院講師。
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