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【痛くない死に方 2024年第4号】あのワクチンゴリ押しの医者が参院選に立候補!なぜ医者は政治家になりたがるのか?

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2024/01/27
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2024年 第4号 【長尾和宏の痛くない死に方】 長尾和宏です。あっというまに1月も終わろうとしています。 能登半島地震から、まもなく4週間です。 今日から能登空港から再開されたとの報道。ようやく知人や家族に会えるという人も 大勢いるようです。これからボランティアの人もどんどん入ることでしょう。 亡くなった人にあらためて、心からのご冥福をお祈り申し上げます。 地震で妻と3人のお子さんを亡くした42歳の夫の言葉がテレビで流れていた。 妻の珠洲市にある実家に帰省中の悲劇。家ごと土砂に飲み込まれてしまった。 ようやく執り行われた葬儀で、「生き残った私たちが命ある限り、亡くなった方々のこと を思いつづけていきます」と話していた。そして、家族は「永遠の宝物である」と。 生きる者の義務とは、死者のことを忘れないでいること。 しかし、いつまでも悲しみに暮れていては、死者は救われない。 傷を癒しながら、前に向かって人生を再び歩きだしながら、それでも死者を忘れずに生きる。 心の傷というのは、7日ごとに癒えていくと古から言われています。 死者の弔いも、仏教では最初は初七日ですよね。その後、「四十九日(七七日)」まで 7回の法要を行います。仏教では、7という数字をとても大事します。 (キリスト教の聖書でも7という数字は、特別であるが。たとえば、天地創造が7日間で そこから曜日ができたというし…) 仏教で7という数字が大切な理由のひとつは、お釈迦様が生まれたときに7歩、歩いたから。 そしてもう一つの理由。仏教の「輪廻転生」するまでには6つの世界を越えねばならないと 言われています。そう、「六道」というものです。この六道を越えた先にあるのが、七。 だから、7という数字を大切にする。 被災者に限らず、今、喪失の苦しみと孤独でいたたまれない人へ。 まずは7日、生きてみてほしい。死なないでほしい。 今すぐ死にたい人は、どうか7日待ってほしい。 そして7日後に、もう7日、頑張ってほしいな。 絶望の中から、7日ごとに、少しずつ光を見出していこう。 僕は先日のトーク&ライブで、谷村新司さんの『陽はまた昇る』を歌わせて頂いた。 これは、1979年に作られた谷村さんのソロデビューシングル曲である。 古すぎるかな? と思いきや、観客からすすり泣きが聞こえてきた。 素晴らしい歌詞が、皆さんの心に届いたことが、歌いながらわかった。歌ってよかった。 〈ああ生きているとは、燃えながら暮らすこと 春まだ遠く 哀しむ人よ あなたを愛す〉 春まだ遠く悲しみに暮れている人に、どう寄り添うか? 寄り添い続けるのか? 少し元気になったようだからまあいいか、ではダメなんだ。

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  • 長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 本邦初!100パーセント「死」のことについて語るメルマガ。2000人以上を看取った医師であり、日本尊厳死協会副理事として、日々「死」と向き合う医師と一緒に、死に方について考えませんか? 家族の死と向き合わなければならない人、大切な人が死んで、喪失感から抜け出せない人、今、どうしようもなく「死にたい」人も……あなたのこころに届くメッセージが満載です。
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