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日刊 大石英司の代替空港

日刊 大石英司の代替空港
日刊 大石英司の代替空港 ▲▽革命家は何を想ったのか▽▲  告知! 今週はバーサーカー・モードなので、平日に予告なくお休みを頂戴し ます。たぶん一日置きとかあるいは二日連チャン休みとかもあり。巡回率は毎日 5割以下に落ち込みます。 ※ 桐島聡と名乗る男が今朝、入院先の病院で死亡…末期の胃がん https://www.yomiuri.co.jp/national/20240129-OYT1T50012/ *土木会社に「内田洋」で40年 海外渡航確認されず 桐島聡名乗る男 https://www.asahi.com/articles/ASS1X6TCGS1XUTIL008.html?iref=comtop_7_01 *呼び名「うっちゃん」、冗談も 60年代ロックで踊る 桐島名乗る男 https://www.asahi.com/articles/ASS1X6TKMS1XUTIL00L.html?iref=comtop_7_02  私は、彼と同世代ではない。一世代ずれている。あの人たちの騒乱に別にシン パシーを抱くこともない。連合赤軍の末路は凄惨すぎるし、日本赤軍のお陰で、 日本人は一時期海外で肩身の狭い思いを強いられた。  それはそれとして、彼はこの半世紀をどんな思いで過ごしたのかをぜひ知りたい。  まず彼自身が、実は微罪なんだよね。微罪と言っちゃ公安筋は怒るだろうけれ ど、彼は誰も殺していない。ぶっちゃけ逮捕されても、闘争の場と化すだろう長 引く裁判を超えるような懲役刑が言い渡されることもなかった。  出頭して懲役刑を喰らっても全然構わなかったのに、彼はなぜそうせずに、半 世紀もの逃亡生活に執着したのか? 革命の炎はずっと彼の中に燃え続けていたのか?  皮肉なことに、60年代から日本企業がアジア各国に出て行ったお陰で、アジア は繁栄した。その意味で、彼らの闘争とやらは全く無意味で間違っていたし、完 全に敗北した。  しかし、ストライキのやり方すら忘れるほど国民の無抵抗化愚民化に成功した 体制は、同時に腐敗を極め、自ら白痴と化し、国家を運営する能力も失った。結 果として、日本は、自分たちが勃興させたアジア経済から置き去りにされるほど 没落して貧しくなった。  彼は、自分たちの敗北と、勝った側の体制が腐敗して招いたこの焼け野原をど う思ったのだろうか? 彼はどんな夢を見ながら、あるいは怒りや絶望を抱きな がら労働者としての日々を過ごしたのだろうか? 何処かに手記とか残して置い て欲しい。  たかがテロリストに浪漫を見ていないか? 物書きとしては、執拗に追い続け た国家警察から半世紀も逃げ続けて生きたというのは、シンプルに、ひとつの物 語ですよ。どんな半世紀を過ごしたのかを私は知りたい。 ※ 高市氏「万博延期すべき」と首相に進言 能登地震への対応優先を主張 https://www.asahi.com/articles/ASS1W6G7DS1WUTFK00L.html?iref=comtop_7_06  良いと思いますよ。事実として、万博と震災復興は、同時には無理。今ですら 足りない労働者を奪い合う羽目になる。理由が震災復興なら、八方丸く収まるで しょう。維新と政府の面子で強行すべき話ではない。 ※ 中国、東シナ海「防空識別圏」境界付近に常時複数軍艦…海上自衛隊の新型 護衛艦とにらみ合い https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240127-OYT1T50155/

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  • 作家・大石英司が日々の出来事に関して alternative な視点を提供するマガジンです。政治経済軍事からヲタ他の柔らかい話題まで扱っています。 原則として、毎日発行です(今は月2回、日曜のお休みを貰っています)。契約上は、土日祝日及び、日本の労働習慣に照らして妥当と思われる日数の定休日を頂戴することを明言しております。 システム上、「不定期発行」となっていますが、設定を「不定期発行」にしないと、土日のお休みや、発行者の病気等によって、突然休んだ場合に、システムが事故発生中と判断して、最悪の場合、発行できなくなる恐れがあるからです。
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