田村耕太郎の「シンガポール発 アジアを知れば未来が開ける!」Vol.456
財閥の帝王学
何とびっくりの展開。私とビジネスパートナーで温め開始する新しいプロジェクトに新メンバーが加わることに。
それはベトナムの財閥のお嬢さん。なんと15年くらい前にシンガポールでのAPECのカンファレンスで会って以来なのだ。彼女は当時、UCバークレーの大学生だった。私は政治家としてパネル登壇していて、彼女が挙手して質問をしてくれたので覚えていた。
ただ、それ以来、全く交信もなかった。
それがビジネスパートナーの友人で15年以上ぶりに東京で再会。結構珍しい名前なので憶えていた。彼女は全く変化していないので、すぐに誰かわかった。学生の時のままのルックスで、それにもびっくり。彼女は私も「田村さんも全く変わっていない」と話すが、私は色んな意味での劣化を確実に感じているが。
私のビジネスパートナーが「彼女に田村さんの話をしたら、ひょっとしたらあの田村さんか?と知っていたようなので連れてきた。このタイミングで彼女もお父さんの会社の仕事で東京にいたんだよ」と。
彼女とお父さんの関係がよかった。今や飛ぶ鳥を落とす勢いのビジネスグループだが、実際は彼女が中学生までは経営でお父さんの苦労が絶えなかったらしい。なので家計も苦しく、中学生までは質素に暮らしていたのがよかったという。
高校・大学と一気に生活が豊かになり、アメリカの名門大学に留学できたという。その後、お父さんの力になりたいとバークレー卒業後、投資銀行やコンサルティングの誘いを振り切り、お父さんの会社の工場で泥にまみれながら経営を助けてきたという。
お父さんとのいい関係を築けたのは、小学校高学年から続けていた年一回の父娘だけでの海外旅行。二週間くらい。
彼女はお父さんから予算だけ渡される。
・行き先
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)