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ビジネス知識源プレミアム(水曜刊:660円/月:税込)Vol.1404
<Vol.1404号:正刊:米国中央銀行システムの廃止について>
2024年1月31日:体制を変える戦争と選挙イヤーの2024年
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著者:システムズリサーチ:吉田繁治
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2020年からコロナパンデミック、ウクライナ戦争、ガザ・イスラエル戦争、世界の大災害という世紀的事件が連続するなか、経済では、株価と不動産の資産バブルが発生しています。
2024年から26年は、第二次世界大戦から80年のサイクルの世界的な体制転換でしょう。このなかで、国内のメディアは「金魚鉢のなかの政治的な混乱」を報じるだけです。
【パーティー券収入の不当な処理問題】
2022年7.8の、安倍元首相の暗殺のあとの、政治に本質的な裏金問題も、形式的な派閥の解消に終わる感じです。しかし自民党は、派閥のマネーが絆(きずな)の血液になって作られた政党ですから、裏金問題の発覚は、派閥の問題になって自民党を分裂させます。
自民党のパーティー券事業は、党では違法ではない政治活動とされています。実は、これこそが、自民党がマネー活動(=政治活動)の政党だったことを示すのです。国民は、パーティー=政治活動=マネーとは考えない。しかし自民党の派閥では、マネー=政治活動費だったのです。今回、国民の非難がとくに強い。国民の投票で議員の身分が得られる政治家にとって、致命的です。選挙区の後援会の反応から、これが分かります。
【体制と法と制度】
メディアが言わないので、ひとびとには世界ぐるみの「通貨をからの体制の転換」が見えていない。昨日までの世界の仕組みと制度が少し変更されてもそのまま続くと考えているでしょう。
仕組みと制度は、法的な、集団のメタ領域のものです。
個人が知覚できる物理的な領域とは次元が違います。
われわれは、サルトルが言った「即自的な事実」と「言葉が生む観念」が分離された世界を生きています。
定冠詞のThe Windowはこの具体的な窓を表します。不定冠詞のA Windowは「窓の抽象概念」です。英語を習ったときこの違いを不思議に思わなかったでしょうか。The Windowはある(この窓)。しかし、A Window(窓という概念)はどこにあるのか。人間の観念のなかです。言葉は、観念を伝えるものです。写真ではない絵画は、画家の観念でしょう。
例えれば、具体物の富士と、北斎の富士。音楽の演奏と楽譜。映画と小説。株価と、金融の全体。日本という国とその法と制度。商品の価値と、価値を表すマネー。
【米国では『Project2025』という政策の提言文書を公開】
日本では、国民の手で国の仕組みと制度を変えたことはない。戦争も、国家が行うものであって、個人は国家の前に無力でした。法も議会が作る。
しかし本稿で紹介する、保守派のヘリテージ財団が書いた『Project 2025』は、マネーの根底にある仕組みを、
1)資産格差をなくした国民の豊かさと、
2)資産バブルと、バブル崩壊のない経済的な安定を目的に、FRBの金融政策を転換させる狙いをもつものです。
資産バブルは、経済にとって過剰な増刷された中央銀行のマネーが作るものです。バブルの極点での崩壊は、金融緩和のなかで増えた「債務の不良化」によるマネー量の縮小を示す、金利の上昇から起こるものです。といっても分からないかもしれません。
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