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黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」
2024年1月31日号(第532号)
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みなさん、こんにちは。黄文雄です。
中国の空港で韓国人ビジネスマンが抑留されましたが、その原因はなんと地図でした。トランクのなかにあった地図が、中国の領土を中国の主張どおりに描いていなかったということで、地図も没収されてしまったのです。どこまで中国は自分たちの主張が通じると思っているのでしょうか。
今週のニュース分析はこの点について分析・解説しました。
その他、盛りだくさんの内容でお送りします。
1 今週のニュース分析
☆【中国】地図すら検閲、中国には「共産党礼賛の自由」しかない
☆【台湾】中国の閉塞感と台湾の未来
2 日本人が知らない中国の正体 第19回
☆人類をすべて中華民族にというチャイナ・ドリーム
☆なぜ中国人は統一されることも大好きなのか
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1 今週のニュース分析
☆【中国】地図すら検閲、中国には「共産党礼賛の自由」しかない
◎中国の空港で抑留された72歳韓国人事業家、理由は手帳の世界地図に「台湾」表記
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/01/26/2024012680006.html
1月25日に聯合ニュースが報じたところによると、中国遼寧省の瀋陽桃仙国際空港に到着した韓国人実業家が、税関検査の際、トランクに入っていた手帳の地図に、台湾が独立した国であるかのように書かれていたということで、税関に抑留されるということが起こりました。
その地図は縦20センチ、横30センチで、台湾はハングルで「タイワン」と書かれ、台北は「タイペイ」と書かれていたとのこと。これが問題視されたわけです。また、チベットの国境表示も曖昧だということで、税関職員がこの実業家を事務所に連れてゆき、抑留したとことです。
韓国人は大声で抗議し、信用の韓国系住民に支援を要請すると、約1時間後に解放されたそうですが、地図は没収され、帰国の際に返還すると言われたそうです。男性にとって、このようなことは初めてで、「中国語が話せるので抗議できたが、初めて中国を訪れる外国人なら、すごく怖かっただろう」と語りました。
台湾、台北という表記でNGであれば、同様の表記の日本の地図でも引っかかりそうです。また、尖閣諸島を日本領として扱っている日本地図を持っていたら、やはり抑留されてしまう可能性があるでしょう。たとえば子供が勉強に使う地図帳を持ち込もうとしたら、大きな問題になるかもしれないのです。
言論の自由がない中国では、中国当局の言うことが絶対です。それ以外は取り締まりの対象となり、「さまざまな意見」などは許されません。中国はすでに地図で尖閣諸島を「釣魚島」として中国領であることを明示することを義務化しています。
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