☆セクシー心理学ＧＯＬＤ　第736曲～自分のことを名前で呼べ！☆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　セクシー心理学ＧＯＬＤ　　　２０２４－０２－０７ 　第736曲 　　　　　　　　　　　　　　　自分のことを名前で呼べ！ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ みなさんこんにちは。ゆうきゆうです。 発行が遅くなってしまって申し訳ありません。 今夜は、女医と青年の会話で、こんな話をお届けします。 ◆　冷静な自分でいられるテクニック。 女医「あなたはどんな時でも落ち着いていられる？」 青年「ムリです」 女医「こんなに堂々とに不安定なことを宣言できるとは」 青年「ダメなことには自信があります」 女医「そんな自信持たれても…。では今回は、どんなときでも落ち着いて考え られるテクニックを教えてあげるわ」 青年「は、はい、ぜひお願いします」 ◆　名前で考えろ？ 女医「実はミシガン州立大学の心理学者、ジェイソン・モーザーはこんな実験 を行ったの。 まず被験者を2グループに分けて Ａ「自分を『私』などの一人称で呼ぶ」 Ｂ「自分を、『本人の名前（メアリーやジョンなど）』を使った三人称で呼ぶ」 としたわけ。 そしてその上で、被験者がネガティブになるような画像を見せたの」 青年「は、はい…？」 女医「するとその結果、どっちの方が精神状態が良かったと思う？」 青年「ど、どっちでしょう…？」 女医「実は Ｂ「自分を、『本人の名前（メアリーやジョンなど）』を使った三人称で呼ぶ」 の方が、精神的にすごくラクでいられたの。 逆に Ａ「自分を『私』などの一人称で呼ぶ」 の方は、気持ちが落ち込むことが多かったのよ」 青年「ど、どうしてですか？」 女医「おそらく三人称を使うことによって、客観的な視点を持つことができた からだと考えられる。 たとえば小説とかでも『彼はショックだった』なんて風に描写するでしょう？ それによって見ている風は、ドキドキしつつも落ち着いて読んでいられる」 青年「は、はい、確かに…」 女医「でも逆に『私はショックだった』と言うと、当然、自分のことなので、 つらくなってしまう。 三人称によって客観的な視点を持つことが何より重要なの」 青年「三人称…。でも具体的には…？」 女医「自分自身の名前の他、 ・彼 ・彼女 ・この男 ・この女 ・こいつ ・この少年 ・この人 など、どんな形でもいいわ」 青年「確かに、色々な言い方がありそうですね」 女医「すなわち落ち込んだときは、そういう三人称を使って自分を描写するだ けでも気持ちがラクになっていくわけ」 青年「は、はい。でもふと思ったんですけど」 女医「何？」 青年「自分のことを名前で呼ぶ人っているじゃないですか。『アキね～』とか 『ミカはぁ』とか」 女医「えぇ」 青年「それって幼い印象があったんですけど、実はすごい冷静でいられるすご いテクニックだったということですかね？」 女医「意図的かどうか分からないけど、でもストレスには強そうなことは確か じゃない？」 青年「確かに…！」