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第784回 なぜヌーランドはキエフに?、アメリカのイラン攻撃はあるのか?日本への影響、2024年の世界の心霊予測
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▼今回の記事
まず今回は、ウクライナ情勢について簡単に書く。ザルジニー司令官が更迭された。それに関連した動きである。そして、メインテーマとして、アメリカがイランを攻撃し、大戦争になった場合の日本への影響に着いて書く。貿易ルートが遮断されるので、かなりの影響があるかもしれない。最後に、オーストラリアの著名なサイキックの2024年予言を紹介する。
▼なぜビクトリア・ヌーランドがキエフに?
今回のメインテーマを書く前に、これからウクライナ情勢で大きな変化があるかもしれないので、まずはそれについて短く紹介することにした。
かねてからうわさされていたウクライナ軍のトップ、ザルジニー総司令官が更迭される模様だ。ウクライナ退役軍人相も更迭された。ゼレンスキー大統領は「リセットと、新たな出発が必要だ」などと述べ、さらに政府高官更迭の可能性も示唆した。
これはたいしたニュースではないように思われるかもしれないが、実はそうではない。米バイデン政権のウクライナ政策が大きく変化する兆しなのだ。
●ザルジニー総司令官のクーデター
今回、ザルジニー総司令官の解任は反転攻勢失敗の責任を問われてことだと見られている。しかし、ザルジニー総司令官は、ウクライナの国民の高い支持を得ており、支持率が急落しているゼレンスキー大統領に代わって大統領になることを期待されていた。そのため、ザルジニー総司令官が更迭されると、ザルジニーはクーデターを引き起こし、ゼレンスキー政権を倒すのではないかとうわさされていた。
かねてからザルジニーは、ロシアとの和平を積極的に主張し、ロシア軍トップのゲラシモフ参謀総長との間で、ゼレンスキーの頭ごなしに和平に向けた協議が進んでいた。ということではこれは、停戦を実現するためのクーデターとなる。
こうした中、ザルジニーの更迭に先立って、ビクトリア・ヌーランド国務副長官代行はキエフを訪問した。公式発表では、ヌーランドはウクライナ政府高官と会談し、プーチン大統領の残虐な戦争に直面するウクライナの民主主義、主権、領土保全に対するアメリカの変わらぬ支持を改めて表明したとしている。
しかし、元国防次官補のスティーブン・ブライエンによると、ヌーランドのキエフ訪問は、ザルジニーがクーデターを起こさないように説得することだったようだ。その結果、ザルジニーは動くことはなかった。
さらにヌーランドの訪問は、米バイデン政権のウクライナ政策の転換を伝えることにあったようだ。もしロシアの攻勢が激しくなり、キエフまで侵攻する可能性が大きくなれば、ウクライナ政府をポーランド国境に近い西部の都市、リヴォフに移転するように要請したようだ。
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