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2024年前半の世界経済をチャイニーズ・ニューイヤー前に考察する

花輪陽子のシンガポール富裕層の教え 海外投資&起業実践編
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 花輪陽子のシンガポール富裕層が教えるお金持ちになる方法 /第110号/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 2024年前半の世界経済をチャイニーズ・ニューイヤー前に考察する 〜お知らせ〜 2/15(木) Webセミナー開催『経営者・投資家のためのシンガポールでの資産運用』~弁護士・税理士・FPが解説~(無料!) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000136290.html?fbclid=IwAR3Kqtw4cIWk-SJiSHWjxPsRYBde-rIaP1kQ9eWBMTZLKBReOrXpRGS7CTo 2月7日新刊発売 ジム・ロジャーズ著『2030年 お金の世界地図 (SB新書)』(ソフトバンククリエイティブ) https://www.sbcr.jp/product/4815621711/ シンガポール在住、ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。今年のチャイニーズ・ニューイヤーは2月10日で、ちょうど9日の今日はニューイヤーイブに当たります。まさに辰年に変わる前の瞬間です。中華諸国では辰年は陽の気が動いて、万物が振動し、活力旺盛になって大きく成長し、形がととのう年だといわれています。 竜は十二支の中で唯一空想上の生き物で、権力や隆盛の象徴であり、出世や権力に大きく関わる年です。そのため、中国、シンガポール、台湾、香港などでは辰年生まれの赤ちゃんが欲しいと考えている人が大勢いて、辰年生まれの子供は将来素晴らしいリーダーになるという言い伝えがよく知られています。 今回は、2023 年の振り返りと、2024 年の初頭に何が起こるかを海外のファミリーオフィスのレポートや投資家のジム・ロジャーズ氏などへの取材等からまとめたいと思います まず、2023 年の上昇劇は、前年の2022 年が株式と債券が同時に下がった恐ろしい年の結果としての反動だったととらえるべきでしょう。 2023年のメインストーリーは、連邦公開市場委員会が政策フェデラル・ファンド金利の8回連続の引き上げを開始した2022年3月に始まりました。政策金利がこれほど急速に上昇したことはかつてありませんでした。パンデミックとウクライナ情勢の地政学は労働市場と世界のサプライチェーンに混乱を引き起こしました。 ベンチマークとなる10年米国債利回りは、2022年にかけて1.5%から3.9%に上昇しました。世界の資本市場の実質的にすべての金融資産は10年米国債に対して評価されるために、短期金融市場だけが避難場所となっていました。リスクのない財務省短期証券の利回りが5%以上であることを前に、株式や債券への投資を正当化することがますます困難になる中、1兆ドル以上がマネーマーケットファンドに注ぎ込まれました。 中国では不動産バブルが崩壊して、1年間以上デフレが続いています。ヨーロッパは、米国と比べて価格が安いにもかかわらず、さらに安くなる可能性があることを証明しました。 株式市場には明るい話題もあり、チャット GPT (生成 AI) や GLP-1 (抗肥満薬) が大きな話題となりました。

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