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馬渕治好の週刊「世界経済・市場花だより」
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第659号(2024/2/11) またまた「AI祭り」/米国の1月小売売上は一服が見込まれるが、市場がどう解釈するかは不透明
この週刊「世界経済・市場花だより」は、めまぐるしく変化する世界の経済や市場の動きなどについて、ブーケ・ド・フルーレット馬渕治好が、わかりやすく解説します。
※ 自主開催セミナーの予定です(カッコ内は、現時点でのお申し込み数/定員、です)。残席は、10を下回った場合に表記します。
2/17(土)福岡(7/20)
2/24(土)ウェブ(13/150)
3/2(土)葛西(2/25)
3/30(土)名古屋(4/25)
4/6(土)浜松町(3/25)
4/13(土)ウェブ(1/150)
4/20(土)札幌(5/25)
4/27(土)高岡(1/25)
6/1(土)大阪(2/18)
6/15(土)横浜(1/20)
6/29(土)福岡(0/20)
7/13(土)浅草(4/20)
7/27(土)ウェブ(0/150)
セミナーのスケジュールは、
http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub3.html
のページの下の方にあります。詳細やお申し込みは、それぞれのリンク先をご覧ください。
☆過ぎし花~先週(2/5~2/9)の世界経済・市場を振り返って
<米国でまたまた「AI祭り」、それが日本株にも波及、日銀高官の発言で投機筋のポジションがドタバタ>
(まとめ)
先週の米国株式市場では、週初から特に新規の材料がなくても半導体関連株が買い上げられ、その背景として、AI(人工知能)関連の半導体需要の拡大が、後付けで株価上昇の理由とされました。こうした物色は、AIとは関係が薄い半導体銘柄まで広く波及し、乗り遅れまいとの投資家の飛び乗り買いも誘発されたと推察されます。
2/7(木)の米国株式市場引け後には、英国の半導体設計大手アーム社(米国でも上場)が好決算を発表したことが、そうした「AI祭り」に力を添えました。
こうした米国株の動きは、日本株にも波及しました。加えてソフトバンクグループは、アーム株を保有しているため、同社の株価も上振れしました。
こうした半導体関連の物色は、米国ではナスダック総合指数を、日本では日経平均を特に押し上げ、かえって物色の歪みが目立ちました。
為替市場では、日銀高官の諸発言が、金利引き上げに慎重だと解釈され、円安方向に市況を動かしました。ただ、先月の日銀金融政策決定会合時には、いったん日銀が利上げを始めるとその先もずっと利上げし続けるとの観測から海外投機筋が円買いに走っていたため、先週の円安はその短期巻き戻しといった面が大きいと解釈します。
(詳細)
今号では、まず先週の相場付きを、騰落率ランキングで抑えましょう。
先週の主要な株価指数の騰落率ランキング(現地通貨ベース)で、ベスト10は、
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