『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2024年2月12日号
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『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2024年2月12日号
●赤羽雄二の視点:自信を持つための工夫をする(『成長思考』その9)●今週の相談
・上司のパワハラで体調がおかしくなっていますが、うまく言い返せません。
・私だけが長時間労働になっています。何とか早く終わらせて帰りたいのですが、立場上、うまく切り上げることができません。
・同僚が「かまってちゃん」「困ったちゃん」でクソ面倒臭いです。
毎週月曜日発行
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【はじめに】
本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問&相談が可能です。(ご質問: akaba@b-t-partners.com )
【『ゼロ秒思考』とは】
『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。
「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くます。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。
20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。
誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。
「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」
「打てば響くような会話ができるようになった」
「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」
「自分に自信がついた」
「気持ちを素直に伝えらえるようになった」
本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。
赤羽雄二の視点:自信を持つための工夫をする(『成長思考』その9)
成長するための方法論として、非常に効果があるわりに、あまり実行されていないことが、ひとつあります。
それが、「自信を持つための工夫をする」ということです。「自信がある、ない」ではなく、「自信を持つことを目的として、あらゆる工夫をする」ということです。
世の中には、明らかに「自信がある人」と「自信がない人」がいます。最初から自信がある人ばかりではありません。自信がある人のかなり多くが、自信を持つための工夫をしているように思います。それを説明したいと思います。
「そんなことを言っても、自信がないから困っているのだ」と言われるかもしれません。でも、たぶん、そうでもないと思います。
「自信を持つための工夫」はいろいろあり、その効果は絶大です。あまり工夫をしたことがないという方は、ぜひやっていただきたいと思います。
頑張っている自分を褒める
では、どんな工夫があるのでしょうか。まずは、何といっても「頑張っている自分を褒める」ことです。これだけは、結構多くの方がやっていると思います。
「頑張った自分にご褒美のデザート」といった表現をよく見聞きします。ただ、どうもそこだけで終わっていて、次に続くようなものではなさそうです。
そうではなく、もっとしっかりと自分を褒めるのはどうでしょうか。遠慮なく褒めるのです。実は、非常に簡単で、しかも効果抜群の方法があります。『ゼロ秒思考』でご紹介している「A4メモ書き」です。
たとえば、炭水化物ダイエットでも、頑張って3キロ走った場合でも、遠慮なく褒めます。
馬鹿馬鹿しいでしょうか。思ったまま書くだけです。言葉を選ばず、余計なことを考えずに、自分のために書いてください。メモに書くと、思いのほか効果があります。
なぜかといえば、頭の中のもやっとしたものを、明確に言語化できるからです。書いたものを目で見て確認するので、より強く焼き付きます。自分が頑張っていることを語りかけてくれます。
これは、前向きなことを無理してでも言い続けていると、だんだん前向きな気持ちがしてきたり、後向きなことばかり言っていると、さらに気持ちが暗くなったりするのと同じだと思います。
『ゼロ秒思考』で紹介した「A4メモ書き」は、非常に多くの方にやっていただいており、講演やワークショップでも、私の目の前で数千人以上の方が取り組んでいます。「1ページ書くだけでもすっきりした」「楽しかった」というフィードバックをよくいただくので、ぜひ思い切って、思う存分、ご自身を褒めてみてください。
実際、自分がどれほど頑張っているかについては、通常、誰も明確には言ってくれません。自分でも言わないと思います。
ですから、上記のようにA4メモに書くことは、一見当たり前のようで、全然当たり前ではないのです。あえて明示的に書くことで、自分が何を頑張っていて、何を頑張っていないのかも見えてきます。
ただし、大切な点がひとつあります。人目を気にして適当に書かないことです。あくまで自分が自分のために書くものですから、率直に、思ったまま、頭に浮かぶままを書いてください。
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