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【高校数学】読むだけでわかる!共通テストの考え方 vol.974≪2024年 数2B 第1問[2]≫完成

【高校数学】読むだけでわかる!共通テスト数学の考え方
□--■--□--■--□--■--□--------------------------------------------◆  【高校数学】読むだけでわかる!共通テストの考え方 vol.974          ≪2024年 数2B 第1問[2]≫       2024/2/13 ◆----------------------------------------□--■--□--■--□--■--□--■ 目次・・・■ 問題 ■ 解説目次 ■ 解答・解説 ■ 公式 ■ 解答一覧 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメルマガでは、大学入試共通テストの問題を詳細に解説します。 ■ 問題 2024年共通テスト数2Bより 第1問 [2] S(x)をxの2次式とする。xの整式P(x)をS(x)で割ったときの商を T(x),余りをU(x)とする。ただし、S(x)とP(x)係数は実数であるとする。 (1) P(x)=2x^3+7x^2+10x+5,S(x)=x^2+4x+7の場合を 考える。  方程式S(x)=0の解はx=[コサ]±√[シ]iである。  また、T(x)=[ス]x-[セ],U(x)=[ソタ]である。 (2) 方程式S(x)=0は異なる2つの解α,βをもつとする。このとき   P(x)をS(x)で割った余りが定数になる ことと同値な条件を考える。 (i) 余りが定数になるときを考えてみよう。  仮定から、定数kを用いてU(x)=kとおける。このとき[チ]したがって、 余りが定数になるとき、[ツ]が成り立つ。 [チ]については、最も適当なものを、次の{0}~{3}のうちから1つ選べ。 ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┐ |{0} P(α)=P(β)=kが成り立つことから、P(x)=S(x)T(x)+k| |  となることが導かれる。また、P(α)=P(β)=kが成り立つこと | |  から、S(α)=S(β)=0となることが導かれる         | |{1} P(x)=S(x)T(x)+kかつP(α)=P(β)=kが成り立つこと | |  から、S(α)=S(β)=0となることが導かれる         | |{2} S(α)=S(β)=0が成り立つことから、P(x)=S(x)T(x)+k| |  となることが導かれる。また、S(α)=S(β)=0が成り立つこと | |  から、P(α)=P(β)=kとなることが導かれる         | |{3} P(x)=S(x)T(x)+kかつS(α)=S(β)=0が成り立つこと | |  から、P(α)=P(β)=kとなることが導かれる         | └―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ [ツ]の解答群 ┌―――――――――――――――――――――――――――――┐ | {0} T(α)=T(β)    {1} P(α)=P(β)      | | {2} T(α)≠T(β)    {3} P(α)=P(β)      | └―――――――――――――――――――――――――――――┘ (ii) 逆に[ツ]が成り立つとき、余りが定数になるかを調べよう。 S(x)が2次式であるから、m,nを定数としてU(x)=mx+nとおける。 P(x)をS(x),T(x),m,nを用いて表すと、P(x)=[テ]となる。この等式の xに、α,βをそれぞれ代入すると[ト]となるので、[ツ]とα≠βより[ナ]となる。 以上から余りが定数になることがわかる。 [テ]の解答群 ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | {0} (mx+n)S(x)T(x)   {1} S(x)T(x)+mx+n   | | {2} (mx+n)S(x)+T(x)  {3} (mx+n)T(x)+S(x)  | └―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ [ト]の解答群 ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | {0} P(α)=T(α) かつ P(β)=T(β)            | | {1} P(α)=mα+n かつ P(β)=mβ+n          | | {2} P(α)=(mα+n)T(α) かつ P(β)=(mβ+n)T(β)  | | {3} P(α)=P(β)=0                     | | {4} P(α)≠0 かつ P(β)≠0                | └―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ [テ]の解答群 ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┐ | {0} m≠0           {1} m≠0 かつ n=0    | | {2} m≠0 かつ n≠0    {3} m=0           | | {4} m=n=0         {5} m=0 かつ n=0    | | {6} n=0           {7} n≠0           | └―――――――――――――――――――――――――――――――――┘  (i), (ii)の考察から、方程式S(x)=0が異なる2つの解α,βをもつとき、 P(x)をS(x)で割った余りが定数になることと[ツ]であることは同値である。 (3) pを定数とし、P(x)=x^10-2x^9-px^2-5x, S(x)=x^2-x-2の場合を考える。P(x)をS(x)で割った余りが定数になる とき、p=[ニヌ]となり、その余りは[ネノ]となる。 ※分数は(分子)/(分母)、xの2乗はx^2、マーク部分の□は[ ]で表記しています。

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  • 【高校数学】読むだけでわかる!共通テスト数学の考え方
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