CPI後のマーケット

CPI後のマーケット おはようございます たとえば、みなさまの周囲には株を一切やっていない、という方はいらっしゃると思います。その人にきのうの日経平均の急騰のニュースを聞いてどう思うか、を聞いてほしい、と思います。おそらくほとんどの方は「まだ上がるんじゃないの？」というと思います。なぜ、そう思うのか、といわれてもなんとなく、という答えしか返ってこないと思います。ところが実際の投資家は、株はCPI後に急落しているので上がるのかな？と不安に思っている方が多いと思います。 おそらく私の経験則によれば、これは前者の直観が当たると思っています。良い意味でいえば、何も考えていないから、ところが投資家のほとんどは考えすぎ、だから、余計な雑念でへんてこな感情を抱く、と思います。ただし、今後の景気については前者が悪くなると思う、というと思います。一方で投資家はよくなる、というと思います。考え方の確りしている投資家は。それは、みなさんが株価は景気の先行指数だということを知っているからです。 その辺をロジックや論理性をもって解説しよう、というのが当メルマガの目的であり、証拠や事実を伴い、妥当性のある判断をしていこうよ、ということです。直感というのはストレスにさらされていないときいは上手に作用するものですが、不安を抱えていると、明後日の方向に直感は働くものです(笑)。 ■CPI コンセンサスは2.9　結果は3.1 https://d3fy651gv2fhd3.cloudfront.net/charts/united-states-inflation-cpi.png?s=cpi+yoy&v=202402131335V20230410 この結果を受けて、金利が急騰したのでリスク資産の筆頭である株式は押し目を形成した、ということできのうのマーケットは語ることができる、と思います。 https://d3fy651gv2fhd3.cloudfront.net/charts/united-states-consumer-price-index-cpi.png?s=unitedstaconpriindcp&v=202402131336V20230410 さらにインデックスを見ると、去年までさがっていたインフレインデックスは１月に反転上昇し、新値を取るような状況ですので、ほぼ金利がこれから上昇してくことは確定した、と考えることができます。 ■本音