第３１０回「現代の魔女狩り。ポリコレ」

ポリコレ。正式には、ポリティカル・コレクトネス。 政治的公正性、とでも言うべきでしょうか？ 今、表現の世界はこのポリコレに蝕まれています。 たとえば、皆さん、ご存知の「鬼滅の刃」。 この中のシチュエーションに、ネズ子が、炭治朗たちの ピンチの時、鬼化して、敵役の鬼と戦うシーンがあるのですが、 この時、ネズ子は、普段、いたいけな少女の姿、なのですが、 一転、メルモちゃんみたいに、急に成長して、大きくなり、 おっぱいも大きくなり、角も生えるという変身を遂げるのですが これがポリコレ的には問題だ、というのだそうです。 つまり、少女だったネズ子が急に成長して、エロくなる、 ということが、女性を性的に見いる、ということに なるのだそうです。 なああに言っちゃってんだか。とか思う。 鬼滅の刃については、その他にも、恋柱・甘露寺蜜璃の入浴 シーンにも「問題あり」と文句をつけていましたっけ。 アメリカなのでは、もっと極端で、ディズニーのアニメなど、 ポリコレに配慮しすぎて作品を作り始めたのですが、 これで、大コケをしている始末です。 アメリカの歴史を見ると、かつての西部劇とかでは、 正義の味方がカウボーイで、これを襲撃しにくるインディアンは 完全に悪者っていう感じで、これもどうかなあ、とか 思うのですが、そういうのが、このポリコレという奴で、 是正されていて、まあ、それはよかったな、とか思うのですけどね。 でも、最近のポリコレという奴はちょっとやりすぎなんじゃないか とか思うのです。 しかし、よくわからないのですが、 このポリコレという奴、一体全体、誰が「これはいい、 これは駄目」とか決めているんでしょうね。 まさか、アメリカ中西部の「カレンさんたち」が、 「これはポリコレ違反です！きいいいいい！」とか 言って、レッテルを貼りまくっているんじゃないでしょうねえ。 アメリカ人、西洋人たちってのは、ときどき、 こういう愚かで、ある意味残酷な切捨て、決め付けを やりたがることがあるのです。 魔女狩り曰く、禁酒法曰く、赤狩り曰く。 今度は、ポリコレかよ、あああ、うんざり。 まあ、うんざりしていてもしょうがないので、 今日のセミナーを始めていきましょう。 １】女の子の取り扱いセミナー第３１０回 「女子の言うことは絶対」 今まで、男子をやってきて、しみじみ思うのは、 結局「女子の言うことは絶対」ということ。 いや、男子としては、じょしに負けたみたいで、 口惜しいし、認めたくはないのですけどね。 やっぱり、かなり長い間生きてきて、結局、 「女子の言うことは絶対」ということなんじゃないかなあ、