尾原さん、深津さんとAIなどについて、色々未来を妄想した対談をしたよ書き起こし
こんにちは!今日は、この前に対談した、IT批評家の尾原さんと、AIにやたらと詳しいTHE GUILDの深津さんとの会話を書き起こします!
ポイントとしては、あまりアジェンダを作らず、ダラダラと話す、と言うもなので、ものすごく肩の力を抜いて読んでいただけるといいかなと!
GPTの使い方
尾原和啓(以下尾原):どうもこんばんは。深津さん、尾原、 おそらくけんすうの、未来鼎談ですけれども、8か月ぶりかな、ご無沙汰しております。ありがとうございます。
というわけでね、個人的に僕が最近ハマってるのは、やっぱGPTsがすごい楽だなと。
もう完全に日々の業務のマクロだし、非同期で、とにかく手軽に、自分でまあいい答え返ってくればいいのかな、みたいなものをとりあえず、放り投げとけばいいじゃんっていうような、非同期のアイディアボックスみたいな形で使っていて。
とにかく、顧客アンケートとかぶっこんで、アンケートの中から、「お客様がどんなところを価値として感じてくれてのか?ということをグルーピングしてくださいとか。
ないしは、お客様が何を痛みに感じられて、その結果、ネガティブな感情を持ってしまっているのか?みたいなインサイトを出すとかは、とにかく強い。
定量と定性の行き来、みたいなところにも使えますよね。
深津貴之(以下深津):僕はアンケート結果を数値化するのに使うのがいいと思って。ユーザーインタビューをして出てきた大量の文章を数値化するのがだるい時に、文章をまずGPTでタグに変換してもらうんです。
尾原:なるほど。
深津:(このインタビューの答えは)カスタマーサポートや機能について喋ってるなどのユーザーの普通のメッセージを全部タグに変換して、スプレッドシートに入れて、それをイチゼロにして重回帰分析かける。
人間の感想文からそのまま重回帰分、統計的有意差とか取れるので。それはいいなって思いますかね。
尾原:そうですね。最近、経営層の方とお話してると、やっぱりGPTって、アンストラクチャーデータと呼ばれるような、データの分析をする手前の、構造化されてないぐっちゃぐっちゃのデータが経営に使えますよ、っていうことが大きいなと。
答えまで持っていかなくても、1回、GPTで構造化データ的に扱えるようなものにすれば、 あとは逆に言うと検証可能性なデータになりますもんね。
深津:それやると、1日でタグ付けするのに比べれば3000円ぐらいかかるかもしんないけど、GPTで数値化しちゃう方が早かったりする。
尾原:そうですね。だから、僕も割とあれですね、サブスクレーバーとか、クローラーツールと合わせて、要は、自分が定点ウォッチしてるお客さんのサイト、お客さんのライバルのサイトとかを、ニュースリリースとか拾ってきて、そっから、データにかます形にして、それをセールスフォースに連携して、お客さんに自動的にこれ読んだ方がいいよメールにするみたいなことだったりとか。
深津:やりますね。僕の場合は、サイト分析じゃないんですけれども、ニュースクロールしたものを一旦エクセルとかにまとめて、スクロールしたニュースに対して、全部カテゴリ付け付けて、カテゴリー付けしたのに従って、自分のDiscordのチャンネルにばーって分類して投げるってますね。
なので、自分のDiscordに基盤モデルとか言語AIとか画像AIみたいなチャンネルがばーってあるんですけど、入ってきたニュースを、「これは言語AIのニュース」、「これは論文」、「これはチュートリアル」って、分けるような仕組みになってます。
尾原:そうですよね。で、しかも、そうやって1回フォルダー分けしてると、後でそこから何かをインサイト抽出したい時のボックスにもなるし。
深津:あと、手動のチャンネルがあって、その手動のチャンネルにリンク貼れば、手動のチャンネルに貼ったリンクも同じ分類のところに投げてくれるんで、情報の集約ができて便利だなっていう。
尾原:そうなんですよね。しかも、最近、GPTちゃんが、アットマークから、GPTs呼び出せるようになったから、なんかそういうふうに、ちょっと変換させたいなみたいな話だったりとか。
ちょっと、例えば、僕が1番呼ぶGPTsは、とにかくその辺のデータポンと放り込んだら、それを、分析してくれるやつと、画像を掘り込んだら、画像のことの中身を説明してくれとか、あとこのプレゼン資料に合うような絵を16対9のスライドサイズで入れてくれ、みたいな話になったりとか。
なんかそういう、自分の中で持っといた方がいい定期的なデータみたいなものを…
深津:けんすうさん、来た。こんにちは。
尾原:これであげたら、けんすうじゃなかったらどうしよう。しかもアバターで来て、けんすうのリアルタイムボイチェンできたらどうしよう。
深津:今日ちょうどそういうのニュースでありましたね。
ディープフェイクとAI
深津:ディープフェイクCFOが現れて、ディープフェイクCFOの指示に従って、28億円振り込んじゃったって事件がさっき起きてましたよ。
尾原:おおー。
深津:ディープフェイクCFOから、なんか緊急のZoomミーティングが来て、そのZoomミーティングを幹部みんなまとめて信じちゃって、そのまま振り込んだらしいです。
尾原:すげえ。 結局、あれなんでしょうね。レディネスっていうか、そういうケースがありうるっていうことが想定範囲に入ってない人って、いまだに騙される。
深津:未だにっていうか、出たばっかりの新しいトラップですからね。
尾原:そうなんですけど。でも、絶対違うじゃんって話がありますからね。
深津:けど、そんなにバレないものなんですね、ディープフェイクってそんなに。って思って。
尾原:あとはあれですよね。とはいえ、今ジェミニプロの生成画像から、ウォーターマーク要は作ったやつの透かしが入るようになってきたから、だいぶ減らす方向にはきてるけど、とはいえ、どんどんオープンソースモデルで動画系含めてこの半年すげえ進化してってるから。
深津:で、あれなんですよね。20億とか騙して取れるんだったら、悪いやつがちゃんとPDCAの精神持ってたら、そのうち5億ぐらい使って、トレーニングしますもんね。さらに。ごめんなさい。28億だと思ってたら38億でした。
尾原:だったら、言い方悪いけど、トレーニングデータに5億円ぐらい使ってもいいし、もっと言うと、顔立ちは、ディープフェイクできて、あと喋りが上手ければいい話だから。 喋りに関してだけ言っちゃえば、俳優さんを本当に雇ってきて、その俳優になりきって、声はリアルタイムボイチェン使うからやってくれ。みたいな。あれ、けんすう来ないな。
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