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安倍派裏金問題は脱税事件に発展するか(下)/有田芳生の「酔醒漫録」第58号

有田芳生の「酔醒漫録」
▼ 第58号 2024/2/16 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 有田芳生の「酔醒漫録」 *毎週金曜日発行* ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆目次 1・「評言独語」──安倍派裏金問題は脱税事件に発展するか(下) 2・「酔醒漫録」──2月9日〜2月15日 (沖縄の猫、統一教会報道の歪み、『風よ あらしよ』が現代に問うこと、など) ★発売中の有田芳生著書★ ・『改訂新版 統一教会とは何か』(大月書店) http://www.otsukishoten.co.jp/book/b610995.html ・『北朝鮮 拉致問題 極秘文書から見える真実』(集英社新書) https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-721217-4 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1・「評言独語」──安倍派裏金問題は脱税事件に発展するか(下) ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼自民党の「安倍派」を中心とした裏金問題は、国会では政治倫理審査会の開催に向けて動きつつある。時期は衆議院で予算案が通過した3月上旬が想定されている。野党は「安倍派5人組」や二階俊博議員の出席を求めているが、「5人組」のなかでは出席を渋る者もいるという。その二階議員が、訂正した収支報告書で、「書籍代」として3472万円を支出したことも明らかになり、世間の感覚との乖離に驚きが広がっている。ちなみにとくに冊数が多かった主な書籍は次のとおりだ。林溪清『ナンバー2の美学 二階俊博の本心』5000冊、和歌山放送報道制作部『地元メディアが見た二階俊博 力の源泉』3000冊、大下英治『最長幹事長』3000冊、大下英治『政権奪取秘史 二階幹事長・菅総理と田中角栄』3000冊。誰でも著作を出せば知人などに献本することがある。しかし二階俊博議員のように、2万7700冊の書籍を購入し、有権者に配布するケースは珍しい。私は昨年11月に平沢勝栄議員の政治資金パーティーに招かれた。そこには……

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  • 有田芳生の「酔醒漫録」
  • 2000年からブログに日記を書いてきました。思いは「私家版現代史の記録」です。「日記は書いておかないと不安なんだよ。忘れてしまうと消えてしまうから、自分が生きていて、あのころはどうだったというのを忘れるのが不安なんだよ」(渡辺京二『幻のえにし』)。同感です。私が綴るのは、メディアを中心に仕事をする一個人の眼から見た世界と日本です。「酔醒」は、酔ったり醒めたりという意味で、中国の「梁書」に記述されています。「漫録」は随筆の意味です。人生は、酒を飲まずとも「酔ったり醒めたり」の繰り返し。同時代に生きる皆さんにリアルな情報を提供、共有し、しなやかで強靭な精神をお互いに涵養していきたく思います。
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  • 毎月 第1金曜日・第2金曜日・第3金曜日・第4金曜日(年末年始を除く)