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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』第536号2024.2.6配信

クルマの心
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□     伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』          第536号 2024.2.6配信分 ●遅ればせながら2024年のこれからを語ります(長くなりそう)   今年2024年の始まりは、元旦夕刻の能登半島大震災(最大震度 7)に揺れ、翌2日の羽田空港における衝突炎上事故と不運と悲劇 の重なりで暗く明けた。  JAL便と震災救援物資の搬送を急ぐ海上保安庁機の事故は、人 に委ねられざるを得ない局面でのヒューマンエラーが幾重にも重な った結果であるようだが、時として人はこのような”ポカ”をやら かす。殉職した5人の海上保安庁の隊員(職員)の存在は、JAL 機の乗客/乗員総数との比較ではわずかな人数ということになるが、 失われた命の重さは測り知れない。  さすがに古希70越えまで生きてくると、何があっても不思議はな いと思えてくる。ほんの少し前(と言う他ない2022年4月)に救急 搬送を経験した。出掛けようと玄関で靴を履き掛けたところで異変。 スニーカーがぽろりと手から落ちたかと思うと、靴紐を結ぶどころ ではない。何か変だと家内に告げようとするも、呂律が回らず話に ならない。  さすがにこれは普通じゃない、と119番を頼んだ。血栓が脳に飛 んで血管がつまることで具体的な症状が現れた。いそれを脳卒中と いうらしいが、搬送先の医師から具体的な病名を聞いてゾッとした。  元を辿れば、発症5年前(2017年正月)にボッキリやった脛骨骨 折に行き着く。デトロイトのNAIAS(北米国際自動車ショー)から 帰った数日後に、近所の田圃の畦道の泥濘に足を取られた。確か何 かの発表会があり、その出掛けに借用していた広報車を撮影しよう と近所の田舎道に行ったのだった。  幸い左足だったので2ペダルの運転に支障はなく、自宅に戻った ところで次女が帰宅。幸運が重なったと言う他ない。しばらくぶり に救急車に乗り外科手術を受けた。足が滑った瞬間に聞いた「ボキ ッ」という音が耳に残る。入院は一月近かったかと思う。  ことのついでに、以前から症状が出ていた不整脈の治療も受ける ことに。アブレーションというカテーテル施術(血管を辿って心臓 内部に迫り、不整脈の原因となる心房細動をレーザーを用いて電気 的に焼いて除去する)を受けたのは退院後しばらくしてからだった。 手術の日付は忘れたが、付き物という血液サラサラ製剤の投与が始 まった。  振り返ると、この骨折からアブレーションに至る治療が、現状を 招いた観がある。入院手術の費用捻出に手を焼き、唯でさえ還暦を 超えて以降は難しい状況が続いていた。少し前のリーマンショック

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  • 価値観が大きく変化しようとしている今、なすべきことは何か? このまぐまぐ!のメルマガ『クルマの心(しん)』を始めて多くのことに気づかされました。ずっとフリーランスでやって来て40年、還暦を迎えたこの段階でまだまだ学ぶことが多いですね。どうしたら自動車の明るい未来を築けるのだろうか? 悩みは尽きません。新たなCar Critic:自動車評論家のスタイルを模索しようと思っています。よろしくお付き合い下さい。
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