拾われし者|No.170|原田寛|芦原英幸と直弟子たち
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メールマガジン『拾われし者』 No.170
発想の違い(後編)
現場復帰を果たし、8か月ぶりの再会となる。
全空連加盟の爆弾発言を受け、今後のビジョンや動きの説明を受けた後おもむろに、石井館長が「8年振か~。」とつぶやきながら、今迄の道程を懐かしむ様に過去を振り返り、様々な事を話して頂いた。
昔、芦原先生の下で仕えていた時「交渉術の本」と言うタイトルの本を購入して勉強していたんだ。
極真会館芦原道場を展開していく上において、不可能とも思える様な場所を借りていくには様々な場面における交渉が必要だったんでね。
少しでも有利に事を運ぼうと思って購入したんだよ。
とにかく、芦原先生の期待に応えたい気持ちで必死だった。
芦原先生が大阪に出張で来られた時、ホテルで同じ部屋に1週間ほど寝泊まりしていたんだけどな。原田!考えられないだろう?(笑)
夜、寝ていた時。僕のカバンをゴソゴソと物色されているのが物音でわかった・・・。
悲しかったけど、寝た振りをしてやり過ごしたよ。
そして、あくる日の朝に「石井、何だこの本は?」ってね。
あの交渉術の本を目の前に置かれた。
「お前は、俺に交渉をしようと企んでるのか?」と思いっきり誤解されたんだ。
先生、僕はこの本を読んで、道場借りる際の交渉術を学んでいたんです。
って言っても、信じてもらえなかった。
芦原先生に対しての、交渉術を高めていると誤解されてね。
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