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森元首相が真実を語るべき2つの重大疑惑

国家権力&メディア一刀両断
永田町異聞メルマガ版      「国家権力&メディア一刀両断」 2024.2.22                   新 恭(あらた きょう) ----------------------------------------------------------------------     森元首相が真実を語るべき2つの重大疑惑 --------------------------------------------------------------------- 御年86歳の元首相、森喜朗氏は夫人とともに都内の高級介護施設で暮らしてい ると聞くが、心休まるヒマがないのではないかと拝察する。 なにしろ、出てきて本当のことを言えと、世間が喧しいのである。一つは清和 会(安倍派)の裏金問題について森氏を国会へ招致すべしという声。もう一つ は、東京五輪汚職事件の間違った供述を法廷に出て訂正してほしいという五輪 組織委員会元理事、高橋治之被告の訴えだ。 裏金事件と東京五輪汚職。異なるこれら二つの問題、実は根っこでつながって いるように思える。 「90年代の証言」(朝日新聞、2007年発刊)という本に、森氏が政治資金に ついて語ったくだりがある。 司会者が、森氏の政治資金収入が年間5億円をこえていることをあげ「どうい う政治活動に使うのか」と質問すると、森氏はこう答えた。 「やっぱり若手議員への色々な支援でしょうね。お金を貸してほしいとか、支 払いができないと相談してくれば、それはやっぱり何かしてあげなきゃいかん でしょう」 司会者はさらにたずねる。「それがまた自分の派の中の仲間づくり、グループ づくりにもなるわけですね」。森氏は「まあ、そういうことでしょうね」とう なずいた。

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