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植田日銀総裁が「インフレ」を宣言。しかしそれは間違い。実質賃金21ヶ月連続下落中の今、「スタグフレーション」と表明し賃上げ政策の重要性をアピールすべきである。

藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~
いよいよ日銀が「インフレだ」といいだしました。 植田総裁が国会で、今はデフレかインフレのどちらなのかと問われたのに対し、「消費者物価は去年までと同じような右上がりの動きが続くと予想している。そういう意味でデフレではなく、インフレの状態にあると考えている」と回答したわけです。 これは事実上の「デフレ脱却宣言」です。 これまでアベノミクスは「デフレ脱却」を目標に掲げていたのですが、これでアベノミクスは完成した、っていうことに…なります。 これで、「めでたしめでたし!もうこれ以上、アベノミクスの第一の矢の金融緩和なんてもう要らないし、第二の矢の積極財政なんてのもいらないよね」という声が、一部で出てくるのはもう、確実となったと言えるでしょう。 しかし、多くの国民は、暮らしが楽になってきている、とは全く感じていないことでしょう。だから、岸田内閣が今後もう、何の経済政策もしなくてもいい、なんていう風には全く感じていないことでしょう。

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