「体と心のセックス・ライフ」Section-994『ある日のおうちセックス（14）』

　オレを絶倫という奈緒子だが、なかなかどうして、彼女も相当な絶倫だ。 　彼女は還暦を過ぎて、閉経しているが、足腰はしっかりしているし、柔軟性 もあり、乳房の張りも保っている。それは日々のトレーニングの成果でもある が、なにより頻繁にセックスしているのが若々しさの秘訣だろう。 　付け加えるなら、毎日のように精液を飲んでいるのも、一助になっていると 思う。精液に含まれるスペルミジンは、アンチエイジングの効果が認められて いる。 ♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 　　　　　　　　　　★　体と心のセックス・ライフ　★　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　≪　Section　９９４　≫ 　　　　　　　　　 『ある日のおうちセックス（14）』 　　　　　　　　　　　 ……　2024/2/24号　…… ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ ♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂♀♂ 　閉経といえば、春海がそろそろその年齢になっている。 「早く、月のものから解放されたい」と彼女はいう。 　女性にとって月経は、毎月の苦行のようなものだ。ピルを飲んでいるから、 生理痛は軽減されるが、生理中は気分が落ち込むらしい。 　月経があるのは、まだ妊娠可能な体でもあるということだが、４０歳を過ぎ ると妊娠する確率は下がる。妊活で苦労する人たちは、加齢による衰えが大き な原因になる。 　春海は閉経に不安はないようだ。閉経するとホルモンバランスが変わり、更 年期障害になったりする。奈緒子の場合は、ピルを飲んでいたので、更年期障 害の自覚症状は少なかった。閉経したとわかってからは、ホルモン補充療法に 切り替えた。 　閉経後もセックスはできるし、むしろ男性ホルモンが優位になるので性欲が 増す。今の奈緒子がそうであるように。 　奈緒子は騎乗位で軽快に弾む。 　それができるのは、筋力と体力があるからだ。肉体年齢（体内年齢）は４０ 歳代といっても差し支えないだろう。見た目年齢は、裸になると顕著になるが、 彼女の体は引き締まっているし、豊かな乳房は張りがあり健在。 　なによりも、活力と色気があり、精力旺盛だ。日々のセックスが、彼女の若 々しさを保つ秘訣になっているのは間違いない。 「アンッ……アアンッ……アアッ！……いいわ！……アアッ！……アアンッ！」 　快感の強度を自分でコントロールできる騎乗位では、彼女は欲しい快感を貪 欲に求められる。それを可能にしているのが、筋力と体力だ。特に足腰が強く ないと、すぐにバテてしまう。 　正常位やバックなどの受け身の体位では、女性は受け止める体力があればい いので、快感の持続時間は男しだいとなる。 　対して、自分から動く騎乗位は、体力の消耗が著しい。どれだけ続けられる かは、彼女の体力しだいなのだ。