『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2024年2月26日号
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『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」2024年2月26日号
●赤羽雄二の視点:好循環を生み出す(『成長思考』その12)●今週の相談
・部下が仕事ができるのに、どうしても管理職になりたがりません。どうしたら彼女の気持ちを変えさせることができるでしょうか。
・社会人になってから18年、数社の主に経理部門で働いてきました。父親が病気になり、想定外ですが、家業の訪問看護会社を継がなければならなくなりました。社員が80人ほどいます。どこから手をつけたらいいのでしょうか。
・昇進して頑張ってきたのですが、張り切り過ぎたのか、力尽きてしまいました。やる気が全く起きない状況です。まだうつ病ではないと思うのですが。
毎週月曜日発行
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【はじめに】
本メルマガでは、皆さんからの仕事やプライベート上の多くの悩み・質問にていねいにお答えします。メルマガを購読している方なら、どなたでも質問&相談が可能です。(ご質問: akaba@b-t-partners.com )
【『ゼロ秒思考』とは】
『ゼロ秒思考』は、マッキンゼーで14年間、その後も多くの企業、個人を支援してきた私が生み出した独自のアプローチです。
「メモ書き」によって思考と感情の「言語化」に慣れ、強化することで、どんな人でも確実に頭がよくなり、心が強くます。くよくよしなくなります。何をすべきかがわかるので、行動も早くなります。
20数年にわたって改良し、内外で実践していただいた結果、10万人以上の方に効果を実感していただいています。
誰でも、どこでもできて、お金もほとんどかからないシンプルな方法ながら、効果は絶大です。実践された方々からのコメントの一部を紹介します。
「明らかに日々の思考量や行動量が増えた」
「打てば響くような会話ができるようになった」
「オリジナルな企画書をすぐに書けるようになった」
「自分に自信がついた」
「気持ちを素直に伝えらえるようになった」
本メルマガは、この『ゼロ秒思考』をベースに、皆さんの悩みに答えていきたいと思います。
赤羽雄二の視点:好循環を生み出す(『成長思考』その11)
好循環とは?
「好循環」とは、自分が実現したいことが複数の追い風を受け、より簡単、確実に実行できるようになることだと考えています。「好循環を生み出す」とは、自分が打ったいくつかの布石によって好循環を起こし、追い風を吹かせ、ねらいを実現することです。
ただの因果関係をつくるのではなく、「いくつかの布石を打っておく」「先手を打つ」「意識的に追い風を作り出す」のです。「その結果から、よりよい循環が起きる仕組み」をあらかじめ考えておく、さらには「なるべく大きな流れ」を作るようにしておくことで、物事がはるかにスムーズに進むようになります。
すべて、そのように仕込めるわけではありませんが、いつも考えておけば、ときどきはうまく回る、という考えです。私自身、いくつかの方向で偶然、好循環を生み出すことができ、そこから、この発想に至りました。
成長においても、この「好循環を生み出す」という発想で取り組めば、嬉しくなるほどの成長機会が訪れるでしょう。そういった夢のようなことが、十分に手の届くところにあるのです。
種まきをしておく
そのためにも、各方面で「種まき」をしておく必要があります。種まきといっても、
成長する目的によって違いますので、いくつか列挙してみましょう
1.問題把握・解決力を強化したい
問題把握・解決力を強化するには、『ゼロ秒思考』のA4メモ書きや、本書で紹介したアイデアメモ、『ゼロ秒思考 行動編』で紹介したフレームワークやオプション作成などが欠かせませんが、そのうえで、たくさんの実践を積む必要があります。そのためにも、「誰かに相談されたら丁寧に助言する」ということを何度も繰り返さなければなりません。
とはいえ、人の悩みは多種多様ですし、人によって立場もずいぶん違います。その場で効果的な助言をすることは、決してやさしいことではありません。初めのうちは、難易度が高いでしょう。それでも誠意を持って接しているうちに、何度も相談され、急激にスキルアップしていきます。
たくさんの人が多くの悩みを抱えているので、徐々に評判を聞いて、相談してくるようになります。「ちょっとどうかな」と思うことがあっても、丁寧に相談に乗っていると、だんだん、あなたのことが皆に知られていきます。これが、種まきです。
学生の悩みも、新社会人の悩みも、一流企業の役員・部長の悩みも、ひいては社長の悩みも、それほど差はないので(皆同じ、人についての悩みなので)、丁寧に対応しているうちに問題把握・解決力がどんどんついていきます。
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